めまい

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めまいが治らず半年ほど続いております。病院に通院しておりますが最初はぐるぐる回るような感じでしたが最近はふわふわした感じです。最初はめまい検査をして良性発作性頭位めまい症といわれましたが最近の検査では改善してきているとのことでした。先日受診した際に問診表に記入したところPPPDの疑いといわれました。PPPDについて詳しく教えてください

A: PPPD (持続性知覚性姿勢誘発めまい)は急なめまいを発症後、急性期症状は改善したにも関わらず、雲の上を歩いているような状態が、3ヵ月以上にわたってほぼ毎日みられる病気です。 一般的に3か月以上症状が持続するめまいを慢性めまいといい、その原因としてPPPDが最も多く、約40%を占めると言われています。最初は良性発作性頭位めまい症や前庭神経炎など内耳が原因のめまいが起こりその後内耳の状態が改善してもめまいが続きます。特徴は 立位や歩行,急な動き(能動的あるいは受動的), 複雑な視覚パター
ンやブレの多い不安定な画像などの視覚刺激を受けることで増悪し,いったん増悪するとしばらく持続するめまいです。診断に有効な検査は今のところ存在せず問診しかありません。治療には抗うつ薬などや、リハビリテーション、精神科での認知行動療法などが知られておりますが治療施設が限られているのが現状です。

めまいで病院に通院中です。最近大分落ち着いているのですが病院で検査を受けるとまだめまいの兆候がでているとのことです。自覚症状がなくなれば通院を中断してもいいでしょうか?

A:めまいが起こると勝手に目が動きます。眼振(がんしん)と呼ばれ眼振が出ている場合はまだ三半規管に何らかの異常が残っていることが考えられます。自覚症状として感じないのは脳が次第に慣れてくるためで平衡感覚自体が完全に回復しているわけではありません。ですから高所などの作業やバランス感覚を必要とする作業などはトラブルになる可能性があります。高齢者の場合ですと転倒などの危険もあり、冬場は路面も滑りやすいので特に注意が必要です。三半規管の機能はリハビリなどが必要で時間がかかります。特に高齢者の場合は回復まで時間がかかりますのでそれまでは通院しておいたほうがよいでしょう。

めまいで病院にかかっており薬を続けておりますが、時々ひどいめまいがして動けなくなります。めまいが起きるのが怖いので外出もできず座っているか寝ているかの毎日です。めまいを起こらなくするにはどうすればいいのでしょうか?

A: 眩暈発作が起きるとしばらくは動くと眩暈がひどくなるため安静にしている必要がありますが2,3日で発作は収まりふらつきなどの症状がメインになります。このような時に眩暈を恐れて動かないでいるとかえって眩暈が長引くこととなります。フィギュアスケートの選手は氷の上で高速で回転してもふらつかないのでは訓練により三半規管が刺激されてもめまいがしないように脳をトレーニングしているのです。めまいの患者さんも視線を動かしたり、首を動かしたり、立ち上がったり歩行したりすることにより三半規管が刺激され、脳の平衡感覚のリハビリがすすみます。したがって怖がらずに少しずつでもよいですから日常の家事などで体を動かしてみてください。
もし不安でしたら病院で医師に相談してみてもよいでしょう。

良性発作性頭位めまい症といわれベットの上で1回転するリハビリをやるように勧められて毎日行いましたら大分めまいはよくなりました。年に数回同じようなめまいが起きるのですが何か対策はありますか?

A: 良性発作性頭位めまい症は頭を動かした直後に2,3分という短い時間めまいが起きる病気です。耳の奥には聞こえに関係した蝸牛(かぎゅう)と呼ばれる部位と平衡感覚に関係した三半規管(さんはんきかん)と前庭(ぜんてい)という部分があります。この病気は前庭にある耳石(じせき)と呼ばれる小さな石が隣にある三半規管に誤って入ってしまい、頭が動いたときに耳石が半規管の中を移動することによって半規管が刺激をうけてめまいが起きる病気です。耳石の移動が止まるとめまいは止まるため多くは1分程度でめまいは止まります。ただ再び頭を動かすとめまいが再発するため多くの患者さんはなるべく頭を動かさないようにして病院にこられます。治療は薬だけでは効果はなくリハビリを行わないと耳石が元の場所にもどりません。自然に石が元に戻りめまいが良くなる場合もありますが治る期間が長くなりますので積極的にリハビリを行うことをお勧めいたします。また仰向けで寝ているときに耳石が三半規管に入りやすくなるため上半身を起こす姿勢か横向きで寝ると予防になると言われております。是非試してみてください。
また骨粗しょう症の方に起こりやすいといわれておりますので一度骨の検査をうけられてはいかがでしょうか

私は現在メニエール病といわれ、耳鼻咽喉科に通院中です。天気の悪い日はなぜかめまいが起きることが多いのですが、最近はめまい発作もなく調子はいいので薬もやめてみたいのですが大丈夫でしょうか。

A:メニエール病はめまいの他に難聴と耳鳴りを伴う病気です。最初は激しいめまいが起きて恐ろしい思いをしますが、何年かたつとふらつきはあるものの徐々にめまいは軽くなっていきます。しかしこれはメニエール病が治ってきたわけではなく、逆に難聴と耳鳴りは徐々に進行していき回復が難しくなっていきます。同時に耳の詰まった感じや音が耳に響くような不快な感覚も起きてきて補聴器をつけても合わせにくくなったりします。めまいが軽くなっても難聴が進んでいないか聞こえの検査でチェックしたり、治療を継続されることをお勧めいたします。またメニエール病は心身症の一部とも言われておりストレスが大きな悪化要因になるほか気圧が関係し低気圧が来ると発作が起きやすくなったりします。
従って生活習慣を改善しストレスをためないようにすること、また有酸素運動がめまい、難聴に効果があるとも言われておりますので、お薬ばかりではなく運動なども行ってみてはいかがでしょうか。2年ほど前から新しい治療法である中耳加圧療法が保険適応になりました。非常に効果が高く現在器械のレンタルが半年待ちの状態ですがメニエール病がなかなかよくならない方に是非お勧め致します。