TRT療法について


相談

耳鳴りに悩んでいる方はたくさんいらっしゃると思いますが、耳鼻科の分野の中でも現在でも根治治療の難しい症状です。

原因は耳の疾患(中耳、内耳、聴神経の病気)でおこる場合
特に原因のはっきりしない場合があります。
耳の疾患で起こる場合は当然ですが原因となっている病気を治すことで、耳鳴りも完治できる場合がありますが、特に原因のない耳鳴りの場合は治療が難しく、安定剤などの薬を用いて耳鳴りが気にならなくなるまで継続するのが一般的です。
耳鳴りというのは実は音が耳自体から発せられるわけではなく、脳が耳鳴りを意識してしまうのが原因と考えられています。

例えば日中に仕事などをしているときは、それらに集中しているために耳鳴りには気づかず夜寝る前に静かなときに気になるのは、耳鳴りの音自体は変化がないのですが、静かになると他に意識するものが少ないためについ脳が耳鳴りを意識してしまい、耳鳴りを有害なものとして捉えてしますのです。
耳鳴り自体は変化がなくても、耳鳴りを意識しないようにすることが治療の最終目標といえます。

最近耳鳴りに対する新しい治療としてTRT療法が注目されております。

これは補聴器に似た機械を使って、耳鳴りを意識しなくなるような心地よい雑音を長時間耳に聞かせて耳鳴りを意識しないようにする治療です。
耳の病気のない正常な聴力の方が対象になります。
12年の期間はかかるものの、有効率は80%と非常に高く完全に薬の治療が必要なくなります。

薬の服用では眠気などの副作用がありますが、この治療では副作用もなくまた病院に通院する必要ありません。


<TRTのススメ Windows Media>
(※動画の読み込みに少々お時間がかかることがあります)

当院ではTRT療法を予約制で行っております

補聴器について

補聴器と聞くと皆さんのイメージはどのようなものでしょうか?

おそらくだんだん耳の聞こえが悪くなったお年寄りが家族の人と一緒に、補聴器を置いている電気屋さんや通信販売などで手軽に買って、すぐに聞こえるようになる機械のひとつぐらいにしか考えていないと思います。
ところが実際は個人個人で非常に調整に手間のかかる医療用具であり、補聴器が合わないとか雑音がうるさいといわれている方は大抵調整が不十分であり、安易に補聴器を購入している方がほとんどです。

まず補聴器を考える前に必要なのは、補聴器が必要か、補聴器をしても大丈夫かを耳鼻咽喉科で診察してもらうことです。

たとえば耳垢がつまっていて聞こえが悪いだけだったり、中耳炎のせいだったり、あるいは耳にできものが出来ていたりする場合もあり、難聴の原因をまず見てもらうことです。

その上で加齢による老人性難聴であれば、補聴器をすることになりますが、その場合も詳しい聞こえの検査を病院でしてもらった上で補聴器を作る必要があります。

個人個人で聞こえのタイプは様々で、それにあわせて補聴器を調整しなくてはなりません
また聞こえが非常に悪ければ身体障害者に該当する可能性もあります。

また補聴器は調整に時間と手間がかかりますので、簡単に通信販売などで買ってはいけません。

必ず買う前に試聴をして自分にあっているかを確かめる必要があります


補聴器はただ単純に音を大きくしているわけではありません。
もし非常に大きな音が耳元で聞こえた場合、ただ音を大きくしてしまうと逆に耳を傷つけてしまうことになるからです。
ですからきちんとした補聴器には大きな音が入ってきたときに、音を必要以上に大きくしない機能がついています。

以前は、補聴器もただ音を大きくするだけで雑音が気になる方も多かったのですが、現在は技術が進歩し、雑音もかなり抑えられた補聴器が出てきています。
また機種によっては静かな場所、うるさい場所など、周りの環境によって雑音を抑える機能が変わる機種もあります。
聞こえが悪いということは、人目見ただけではわからないため、周囲の人も認知症などと勘違いする場合も少なくありません。

また、戸外に出る場合も車のクラクションや、人の叫び声などが聞こえず危険です。補聴器をすることにより、今まで聞こえが悪いために外に出るのをいやがっていた方が積極的に人前にでて話を出来るようになり、老後の生活もより充実したものになります。

また周りの方も難聴の方にはゆっくり話しをしてあげるように気をつけてください。


<適切な補聴器の選び方 Windows Media>
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当院では補聴器相談を行っております

毎週金曜日予約制です

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