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【鼻血】

Q1:冬場になり鼻血がよくでるようになった。ただ乾燥からなのか。また孫が小さい頃からよく鼻血を出すのが心配です。今3歳です。

A:
冬場は空気が乾燥し粘膜が荒れやすくなります。
冷たい空気を吸うことで鼻水が出ることが多く鼻をかむと鼻血が出やすくなります。
また急激な温度の変化で血圧の変動も激しくなりますので、鼻血が出やすくなる時期です。
お子さんの場合は鼻血の原因として最も多いのはアレルギー性鼻炎です。
一度鼻の病気がないか耳鼻科で診察を受けられてはいかがでしょうか?


Q2:最近鼻血が出るのですが、詰め物をしてもなかなか止まらず困っています。脳梗塞で血液をさらさらにする薬を飲んでおりますが関係ありますか?

A:
脳梗塞や心臓の病気などで血液が固まりにくくなるような薬を飲むと出血がとまりにくくなります。
ですから、薬を飲まれている方の場合軽い傷などでも出血が止まらない場合もありますので注意が必要です。
鼻の場合も少し鼻をいじったりしただけでも出血しますのでくれぐれも鼻の粘膜を傷つけないようにしましょう。
特に冬場は空気が乾燥しているため粘膜は傷つきやすくなり、さらに血圧も上がって出血がおきやすくなりますので、出血しているときは安静にしていてください。


Q3:最近鼻血がよく出るようになりました。鼻につっぺをして一旦止まってもつっぺを取るとまた鼻血が出ます。どうしたら良いでしょうか?

A:
鼻血は鼻の粘膜の前方から出血することが多く鼻を横から圧迫するように押さえるだけでたいていは止まります。
かえって鼻に詰め物をすると一旦は止まりますが詰め物を取ると出血部位がこすれて再び出血を起こしてしまいます。
まずは5分程度鼻を押さえてみて下さい。それでも止血しない場合には詰め物をゆるく入れ再び鼻を横から押さえます。
それでも止血しない場合には病院に受診して下さい。
鼻血を起こしやすいケースはアレルギーなどがあり、頻回に鼻をかんだり、鼻がかゆくていじったりする場合、脳梗塞や心筋梗塞などがあって血液をさらさらにする薬を飲んでいる方、まれに血液疾患などで血が止まりにくい場合などがあります。
また鼻をいじりすぎて傷がつき、鼻血を繰り返す方も見られます。
鼻血が続くようでしたら耳鼻咽喉科に受診して下さい。




【副鼻腔炎】

Q1:私の子供が先日蓄膿と診断されました。蓄膿って治るのですか?

A:
蓄膿は正式には副鼻腔炎と呼びますが、鼻の周囲に洞穴の様な空洞があってそこを副鼻腔と呼びますが、副鼻腔に炎症が起こる病気です。
一番多い副鼻腔炎は風邪などを契機に鼻に炎症を起こしますが、最初は急性副鼻腔炎の状態で、この状態で鼻の異変に気づいてきちんと耳鼻咽喉科で適切に治療を行えば大半は1ヶ月から3ヶ月程度で完治します。
ところが、鼻の異変を風邪と勘違いして長い間放置したり、蓄膿は治らないものだと自己判断し、 治療を怠って慢性の副鼻腔炎に進行すると簡単には治らなくなります。
また、細菌が原因の副鼻腔炎ばかりではなく、喘息などのアレルギーと関連した副鼻腔炎や、虫歯が原因のもの、かびが原因のものなど特殊なものも簡単には治りません。
こういった簡単には治らない副鼻腔炎に対しては現在内視鏡による手術が盛んに行われており治療成績も良好です。
風邪が治っても2週間以上鼻水が続き、頭痛や頬の奥が痛いなどの症状がありましたら
早めに耳鼻咽喉科に受診をおすすめいたします。


Q2:2週間前に風邪をひいてから汚い鼻水が止まりません。副鼻腔炎でしょうか?

A:
風邪などの後に鼻水が続いている場合は副鼻腔炎を疑います。副鼻腔炎とは鼻の周囲にある骨の空洞で、ここに膿がたまると起こるため、ちくのうとも言われます。
放置すると中耳炎などを起こすこともあります。
耳鼻咽喉科を受診し、レントゲンなどできちんと診断を受けられた方がよいでしょう。
急性の副鼻腔炎の場合はきちんと通院すればお薬で治りますが、慢性になってしまうと手術しないと治らなくなってしまいますので、早めにきちんと通院して治しましょう。


Q:風邪を引いた後に必ず鼻がのどに下がる感じが続いてしまいます。以前新聞で後鼻漏という症状に似ているのですが副鼻腔炎なのでしょうか?

A:
鼻は手前の鼻の入口と後ろはのどにつながっていますが、鼻水がのどに下がる場合を後鼻漏と呼びます。
副鼻腔炎とは鼻の周りにある骨の空洞に炎症を起こしばい菌が貯まる病気で以前はちくのうと呼ばれていました。
副鼻腔の出口が鼻の後ろの方にあるために汚いにおいのついた後鼻漏を起こすのが特徴です。
風邪をひいた後に起こる副鼻腔炎は通常急性副鼻腔炎と呼び、痛みを伴うことが多い病気です。
急性副鼻腔炎の不完全な治療により慢性化すると慢性副鼻腔炎になります。
痛みは少ないのですが後鼻漏、頭の重い感じなどが続き、風邪をひくたびに症状が悪化します。
やはり副鼻腔炎が疑われますので耳鼻咽喉科に受診をお勧めいたします。


Q4:飛行機に乗った後に強い頭痛がありました。脳外科では脳には異常はありませんでしたが副鼻腔炎と言われました。飛行機に乗った事と関係がありますか?

A:
副鼻腔は鼻の周囲にある空洞のことで鼻と細い穴でつながっており副鼻腔から鼻の方に空気が流れる仕組みになっています。
アレルギー性鼻炎や風邪などで鼻に炎症があると鼻の粘膜が腫れて副鼻腔と鼻をつなぐ連絡路が閉塞して副鼻腔は閉鎖空間になります。
飛行機などに乗ると気圧が変動しますが通常は鼻から副鼻腔に空気が入り外気圧と同じ気圧を保つことができますが、連絡路が途絶えてしまうと外気圧の変化に対応でき無くなります。
離陸時は外気圧が徐々に下がり相対的に副鼻腔内は圧が高い状態になりますが粘膜の腫れは柔らかいため副鼻腔内から徐々に空気が抜けて上空では副鼻腔内の圧はほぼ外気圧と近いレベルまで低下します。
ところが着陸時は副鼻腔の連絡路が弁の作用があるために鼻から副鼻腔に空気が入りにくいため副鼻腔内は上空の気圧のまま低い状態になり副鼻腔の粘膜が引っ張られて痛みが出てきたり、時には内出血の状態になることもあります。
対処法としては、着陸時の少し前に血管収縮剤などを点鼻したり痛みが出てきたら鼻をつまんで鼻から息を押し出すようにすると良いと言われております。
また飛行機に乗る前に鼻の症状がある場合には事前に治療を行って鼻の炎症を抑えておく必要があります。
一度でも経験のある方は事前に耳鼻咽喉科を受診しましょう。


Q5:副鼻腔炎で抗生物質を処方されましたが下痢がひどくなり飲めなくなりました。抗生物質を飲まないせいか一向に症状が改善しません。他に方法はないでしょうか?

A:
副鼻腔炎は鼻の奥にある副鼻腔に膿がたまる病気で慢性になると治療に時間がかかります。
慢性副鼻腔炎では通常はマクロライド系の抗生物質を2,3か月投与し治癒率も高くなってきております。
したがって抗生物質を飲めない場合には薬による治療はかなり難しいと思います。
他に手術なども検討するべきですが、鼻の吸入による治療を繰り返してはいかがでしょうか?
副鼻腔炎の鼻の吸入は処方薬ではないため病院に通院しなければなりませんが通常の飲み薬よりも高濃度の抗生物質を直接患部に投与するため副作用も少なく効果も高い治療です。
吸入治療に通ってみて効果ないようでしたら手術を検討してはいかがでしょうか?


Q6:先月子供が保育園に入園してから鼻水が続いており、熱も出て風邪薬をもらっておりましたが、なかなか改善しないため耳鼻咽喉科を受診しましたところ副鼻腔炎と言われました。さらに熱が出て、期限も悪くなり耳垂れも出てきて中耳炎にもなってしまいました。中耳炎の原因は副鼻腔炎なのでしょうか?

A:
風邪の多くはウイルスの感染により起こり、鼻水以外にも咳やのどの痛みなどの症状を合併し、通常は1週間程度で鼻水などの症状は改善します。
ところが、副鼻腔炎の場合は汚い鼻水が10日以上持続するため、長期間続く鼻水の場合は要注意です。
副鼻腔炎は鼻の周囲にある骨の空洞で、鼻と細い管を通じてつながっており、細菌がその管を通過して副鼻腔内に侵入し感染を起こすものです。
その他の症状としては、頭痛・頭の重い感じ・頬の痛み・歯の痛み・鼻水がのどに下がる感じ・痰・咳などがあげられます。
また放置すると鼻から耳の方にまで細菌が広がって中耳炎を引き起こし、耳痛・難聴などを引き起こします。
細菌感染の原因となる菌は肺炎球菌・インフルエンザ菌などで最近予防接種が行われていることから以前ほどの重症の患者さんは見かけることは少なくなりましたが、子供の場合は免疫力が十分ではありませんので鼻の症状が長く続きます。
抗生物質を服用すると改善しますが、抗生剤の効きにくい耐性菌も増えております。
治療は内服以外にも鼻の処置が重要で、吸入治療は内服薬よりも直接鼻の中に高い濃度の抗生物質を投与できることから効果が高いと言われております。
まず耳鼻咽喉科で診察をうけて副鼻腔炎であればしっかり治療すると意外に早く良くなりますよ。

 

 

【異物】

Q1:こどもがボタン電池を鼻に入れてしまいました。お盆休みで忙しいので2,3日たってから病院に受診してもいいでしょうか?

A:
ボタン電池が鼻の粘膜に当たると電流が流れて鼻の粘膜に穴が開いてしまします。
4,5時間で穴があく危険性があるといわれておりますので、できるだけ急いだほうがよいでしょう。
いったん鼻の粘膜に穴が開くと修復には手術が必要となりますが、お子さんの場合は手術が難しいので穴が開く前に除去してもらった方が良いと思います 。




【嗅覚】

Q1:母が半年前から食べ物の匂いが分からなってきて食事がおいしくないと言い出しております。最近血圧が高くなりお薬を飲み始め、物忘れもひどくなってきておりますが嗅覚と関係ありますか?

A:
嗅覚は風邪などをひいて鼻が詰まった時などに一時的に起こることはありますが、長期間続く場合には注意が必要です。
嗅覚、味覚、聴覚など耳鼻咽喉科は感覚器を扱う診療が多いのですが大事なことは感覚が分からなくなったら早めに病院に受診し治療を開始することです。
時間が経過すると感覚神経が駄目になってしまい治らなくなってしまいます。
匂いが分からなくなると味覚も鈍くなり味付けが濃くなりがちです。
最近血圧が高いのも料理の味付けが濃くなったりしているのではないでしょうか。
またアルツハイマー病やパーキンソン病などの初期症状として嗅覚障害が言われております。
すでに半年前から嗅覚がなくなってきたのであれば早めに耳鼻咽喉科に受診し嗅覚のなくなってきた原因を調べ、治療を開始されたほうがよいと思います。




【長引く風邪】

Q1:1歳の子供のことですが保育園に行ってから風邪が1カ月以上続いております。風邪薬は飲んでいるのですが なかなかよくなりません。もっとよく効く薬はないのでしょうか?

A:
1歳前後のお子さんは風邪などの原因となるウイルスや細菌に対する免疫力が大人と比べてまだ未熟ですし、生まれて初めて出会うウイルスが多いですから風邪といえども大人と比べて治るのには時間がかかります。
特に保育園に入ると、他の園児の風邪がうつったりしますので保育園に入りたては風邪はつきものです。
風邪の場合はウイルスが原因となることが多く特効薬はありません。
治らない場合は保育園を一旦お休みし家で安静にするのが大事です。
ただし風邪の後に鼻水が長引いたり、熱が続いたりする場合には副鼻腔炎や中耳炎の疑いがあります。
その場合は一度耳鼻咽喉科に受診をおすすめ致します。




【その他】

Q1:子供が鼻を上手にかめません。どのようにしたら出来るようになるでしょうか?

A:
小児は免疫機能、鼻の構造が発達の途中であるために頻回に鼻の感染を起こし鼻水が出ることが多く鼻をかむことができないために鼻呼吸が障害されます。
鼻をかむことができないと鼻詰まりを解消しようと鼻をすするようになり中耳炎などの原因となります。
一般的には3歳頃には鼻をかむことができるようになることが多いですが、鼻をかむ方法を教える際には息をため、ゆっくり片方ずつかむことように指導することで「ふん」と両方の鼻で息を出しても上手に鼻水は出てきません。
鼻かみ練習のためのグッズも市販されておりますのでそれらを使って練習するのも良いでしょう。