アレルギー


(気になる質問をクリックして頂ければ、回答を見ることが出来ます。)

Q1:いつも4月頃に目のかゆみと鼻のくしゃみ、鼻水が出ます。花粉症ではないかと思いますが特に検査していません。一度検査した方がいいでしょうか?

A:
季節的に鼻の症状や眼の症状が出るのでしたら、やはり花粉症が一番考えられます。しかし実際に検査をしてみると意外に花粉症ではない場合があります。特に50代を過ぎると花粉症のような症状があっても検査で陰性に出るケースが時々見られます。これは花粉だけでなく、気温の急激な変化や鼻にほこりや異物などが入ることによる刺激で鼻の症状が起きるもので血管運動性鼻炎と呼ばれます。鼻の自律神経に変調をきたして起こる病気と言われています。治療法はアレルギー性鼻炎と類似しており、お薬もよく効きますが、特に季節には関係なく症状が出ますし、根本的にはなかなかよくなりません。とりあえずまず、一度花粉症の検査を受けてみてはいかがですか?その結果で治療を検討されてみてはいかかでしょうか?


Q2:アレルギー性鼻炎があっても、なかなか生活の中で完全に原因を取り除くことは不可能。どううまく付き合っていけばいいでしょうか?

A :
チリダニが原因の場合は一生懸命掃除をしてもゼロにすることはできませんがきちんとした掃除などでかなり症状は改善します。症状が軽い方でしたら症状を抑えるお薬を調子の悪い時だけ飲んで経過みてもいいと思います。重症の方でしたらもし時間がかかってもよいのでしたらダニに対するアレルギー体質を根治させる免疫療法がありますので検討してみてはいかがでしょうか?


Q3:ダニアレルギーの新しい治療法があるとお聞きしたのですがどのようなものでしょうか?

A:
ダニ免疫療法とはダニアレルギーのアレルギー体質を根本から治す治療で期間は5年ほど時間がかかりますが7割くらいの方は完全に治って薬の服用も必要なくなるものです。2年前からダニアレルギーに対する舌下免疫療法のお薬が発売されました。それまでは注射による治療法であったため頻回に通院する手間が必要でしたが、舌下免疫療法では通常のお薬として1か月に1回の通院ですむため楽になりました。12歳以上であれば治療を受けることができます。ダニアレルギーを放置すると花粉症を合併したり喘息を合併し重症化するといわれております 。この免疫療法は喘息にも効果を示し特に子供に顕著に効果があるといわれております。興味がある方は病院に受診してみてください


Q4:スギ花粉症の免疫療法を新聞でみたのですが他の花粉症では無理なのでしょうか?

A :
スギ花粉に対しては最近舌下免疫療法と呼ばれる根治可能な治療が普及しております。最近の学会などの報告によりますと免疫療法を開始して2年が経過した段階で、患者さんの8割以上で症状の改善が見られ9割の以上の方が満足し治療の継続を希望されているというアンケート調査が出ております。花粉症の時期にたくさんの薬を服用しなければならなかった重症の花粉症の方もわずか2年で薬を大幅に減らすことができ経済的にも非常に有益であったとのことでした。しかし北海道でよくみられるシラカバやイネ科といった花粉に対しては欧米ではすでに免疫療法が普及しておりますが日本では患者数が少ないためか免疫療法は認可されておりません。したがって今現在できる治療は症状を抑える薬を内服することになります。ダニアレルギーを持っているかたはゆくゆくは花粉症になる危険性が高いのですがダニアレルギーの免疫療法を行うと花粉症の発症を防ぐことができるという報告がなされてきております。また免疫療法を行うことで喘息の発症も予防できるといわれております。ですからダニアレルギーを持っていてまだ花粉症になっていない段階できちんとダニアレルギーの治療をされるとよいと思います。


Q5:子供が東京への進学が決まりましたが現在鼻アレルギーがひどくて病院で検査したところダニ、シラカバ、イネ科などいろいろなアレルギーを持っているといわれました。本州に行くとスギ花粉症で悩まされると聞きましたが予防法はあるのでしょうか?

A:
アレルギー性鼻炎は幼少時にダニのアレルギーを発症してから徐々に花粉に対してもアレルギーになり原因となる花粉も増えてきます。スギ花粉はダニや北海道の花粉症と比較にならないほど花粉量も多く飛散時期も長いため症状も重症化しやすい傾向にあります。一般的には症状を緩和するような薬を服用する方法がとられますが根本的に治しているわけではありません。アレルギーは体質と環境により悪化するかどうかが決まります。まだスギ花粉症を発症しているわけではありませんので、まずは発症する前にアレルギー体質を少しでも抑えるようにすることが必要です。最近ダニに対して舌下免疫療法という治療が行われるようになり、ダニに対するアレルギー体質を抑える事で新しい花粉症の発症を予防できる効果があることが報告されております。時間はかかっても少しずつ体質を変えていってみてはいかがでしょうか。


Q6:私が花粉症ですが子供に遺伝はしますか?何か発病しないように気を付けることはないでしょうか?

A :
花粉症をはじめとするアレルギー性鼻炎は半分は遺伝要因、もう半分は環境要因で発症するといわれております。ですから子供にも発症する可能性が高いと思います。スギ花粉に対しては最近舌下免疫療法と呼ばれる根治可能な治療が普及しております。北海道でよくみられるシラカバやイネ科といった花粉に対しては欧米ではすでに免疫療法が普及しておりますが日本では患者数が少ないためか免疫療法は認可されておりません。したがって今現在できる治療は症状を抑える薬を内服することになります。シラカバ花粉症では果物アレルギーを合併しやすいために花粉の季節以外にも注意が必要になってきますし、イネ科の牧草は牛の肥料になりますので酪農をされている方がイネ科の花粉症になってしまうと非常に重症になってしまいます。まず幼少期にダニが原因のアレルギー性鼻炎を発症しアレルギーを治療せず放置して悪化することで花粉症が発症してきます。その予防としてダニアレルギーに対して免疫療法を行いアレルギー反応を抑えることで他のアレルギー、すなわち花粉症の発症が予防できるという報告がなされてきております。また免疫療法を行うことで喘息の発症も予防できるといわれております。ダニアレルギーを持っている方は花粉症になる前にきちんと治療されるとよいでしょう。


Q7:昨年シラカバ花粉症と言われました。そろそろ花粉の飛散する時期だとは思いますがよく風邪もひくため鼻水の原因が花粉症か風邪のせいなのかよくわかりません。見分ける方法などあるのでしょうか?

A :
風邪と花粉症を見分けるポイントとしては眼の症状がでるのでしたら花粉症が一番考えられます。また花粉症の鼻水は無色透明で水っぽいですが風邪の場合は様々で時間と共に粘っこくなったりします。他に皮膚のかゆみなども花粉症に伴っておこります。試験的にアレルギーの薬を飲んで効果が出るようでしたら花粉症の症状と推測できます。また天候に左右されるのも花粉症の特徴で、さらに屋外で症状は強くなります。ラジオ、新聞などの花粉飛散情報と鼻の悪くなる日が一致していれば間違いないでしょう
是非参考にしてみてください


Q8:バスの運転手をしております。病院でハウスダストアレルギーと言われておりますがお薬を飲むと眠くなってしまうため飲んでおりません。他に治療法はないのでしょうか?

A :
アレルギー性鼻炎の治療薬としては抗ヒスタミン剤、抗ロイコトリエン拮抗薬、点鼻ステロイド、レーザーなどの手術、免疫療法などがあります。眠気が出るのは抗ヒスタミン剤で他の薬剤は一般的に眠気は出ないといわれております。また最近では眠気のない抗ヒスタミン剤なども発売されており昔よりは安心して飲めると思います。しかし眠気のない薬は限られますのでこうした薬で効果が不十分な場合には手術もしくは免疫療法などの薬剤以外の方法を試してみてはいかがでしょうか。ただレーザー手術は永久に効果が持続するわけではなく2年後にはかなりの方が再発してしまいます。完全に薬から解放されたいということでしたら免疫療法がおすすめです。特に最近では舌下免疫療法と呼ばれる自宅でもできる治療法が脚光を浴びており、全国で6万人ものスギ花粉症患者さんに投与されております。2015年より、ダニの薬もでましたので是非検討してみてはいかがでしょうか?


Q9:ハウスダストアレルギーと言われて以前にお薬を飲んでいましたが最近さぼっています。先日部屋の掃除をしてから急に鼻の調子が悪くなりしばらくたっても治りません。また薬を飲んだほうがいいのでしょうか?

A :
アレルギー性鼻炎は原因となるアレルゲンが鼻の中に入ると症状が起こりますが、アレルギーがひどくなるとアレルゲン以外の冷たい空気などの寒冷刺激などでも症状がでるようになります。またいったん多くのアレルゲンが鼻に入って症状がひどくなると、次からはわずかなアレルゲンが入っただけでも同程度の症状が出てしまいます。この現象をプライム効果と呼びます。このプライム効果に有効なのが点鼻ステロイドといわれております。ですからあらかじめ掃除などで鼻の症状がひどくなる恐れのある場合には事前に点鼻をおこなって治療するのが最も重要です。もちろんいったん症状がひどくなった場合には抗ヒスタミン剤などの飲み薬も必要になります。しかし症状が改善するには1,2週間ほどかかりますのですぐに効果が出なくても根気よく薬を続ける必要があります。まずは病院で薬を処方してもらってください。


Q10:アレルギーの薬で抗ヒスタミン薬というのがあるそうですがどんなものなのでしょうか。私は薬を飲むとすぐに眠気が出てしまい夜しか薬を飲めません。

A :
ヒスタミンはアレルギー反応で放出される物質でアレルギー以外にも様々な生理活性を持っている物質で気管支や腸の収縮作用、胃液分泌促進作用、末梢(まっしょう)血管拡張作用、むくみ、血圧の下降、皮膚のかゆみなどが認められ、また脳にも存在し覚醒、食欲などに関わっています。サバなどの魚にヒスタミン産生菌が付着すると魚のなかでヒスタミンが増えてそれを食べることによりアレルギーと同じような症状が現れます。新鮮な魚であれば大丈夫なのでアレルギーではありません。このヒスタミンの作用を抑えるのがアレルギーなどで用いる抗ヒスタミン剤で、鼻のアレルギー症状、皮膚のかゆみなどに効果がありますが、脳に薬剤が入ると脳内のヒスタミンの作用が低下するために眠気が起こります。 最近発売されたお薬は脳にほとんど薬剤が移行しないものもあり市販のお薬で眠くなる場合には病院で眠気のない薬を飲むとよいでしょう。またダニアレルギーの場合は免疫療法という治療で完治が期待できる可能性がありますので是非耳鼻咽喉科で相談してみてください


Q11:先日子供がアレルギー性鼻炎でアレルギー検査を受けたところダニアレルギーといわれました。花粉症はないといわれましたが私がシラカバ花粉症で果物が食べられなくなったので子供も遺伝しないか心配しています。

A:
アレルギー性鼻炎などのアレルギー疾患は年齢とともに症状や原因が変化します。アレルギーマーチとも呼ばれますが幼少時期はアトピー性皮膚炎や食物アレルギーなどから始まり喘息やアレルギー性鼻炎になっていきます。喘息やアレルギー性鼻炎の原因としてはまずダニ(ハウスダスト)から始まります。ダニアレルギーが悪化するとアレルギー反応を起こしやすい体質になり、やがて学童期になると花粉症にもなり、その種類がどんどん増えていきます。したがってできるだけ早期にアレルギーの発展を食い止めるのが理想です。今現在喘息やアレルギー性鼻炎にたいしては薬による対症療法が行われ一定の効果は出ていますが残念ながらアレルギーの進展を食い止めることはできません。それに対してダニアレルギーを根本から体質を改善する舌下免疫療法が普及してきました。ダニアレルギーを早期に治すと花粉症などの進展を食い止めることができさらに喘息などの予防にもなるといわれております。一度検討してみてはいかがでしょうか?


Q12:アレルギー性鼻炎といわれていますが鼻のつまりが強いため市販の点鼻薬を常用しています。最近薬の効き目が悪くなってきたのですが鼻炎がひどくなってきたのでしょうか?

A:
アレルギー性鼻炎の治療は内服薬と、ステロイドの点鼻薬が基本となります。内服薬には主にくしゃみ、鼻水によくきくものと鼻づまりによく効くものがあります。またステロイドの点鼻薬も副作用の少ないものが開発されております。市販の点鼻薬を使われているようですが、点鼻薬の多くは鼻づまりをよくするために血管収縮薬と呼ばれる成分が含まれております。この点鼻薬を常用しますと最初は非常に効果がありますが、徐々に効果が続かなくなり、逆に前よりひどい状態になります。まず点鼻薬を中止し、単に鼻づまりをとるのではなく、アレルギーの治療を基本にするべきでしょう。
最近ではダニアレルギーを根本から治す免疫療法がおこなわれてきておりますので薬の効かない方にはおすすめ致します。


Q13:イネ科の花粉症です。花粉を吸わないようにマスクをしたいのですが夏場は暑いですし目立ってしまいます。眼もかゆくなりますが裸眼なのでメガネなどをしたほうがいいですか?

A:
花粉症の基本的な対策としていかに花粉を体内に入れないようにするかは非常に重要です。マスクを使用することで花粉の量を1/3から1/6にメガネの使用で1/3に、ゴーグルならば1/10に減少させることが可能です。また衣服に付着して室内に持ち込まれた花粉は長期にわたって症状を引き起こすことになりますので注意が必要です。マスクはなるべく顔にフィットする必要があり、普通のマスクの場合湿ったガーゼを挟むと効果が高くなります。確かに夏場にマスクをするのは暑くて大変かもしれませんが薬を飲まなくても症状がよくなり経済的です。一度試してみてはいかがでしょうか?


Q14:昔アレルギー性鼻炎で薬を飲んでいたことがありますが鼻は以前と変わりなく時々市販薬を飲んでおりました。しかし最近耳、眼のかゆみがあり前にもらった耳に塗る軟膏や目薬を使いましたが改善ありません。病院に受診したほうがいいでしょうか?

A:
耳や眼のかゆみの原因として実はアレルギー性鼻炎のことがよくあります。この場合耳や眼に対する治療だけでは不十分で鼻炎の治療も並行して行う必要があります。これは眼や鼻、耳の知覚神経が互いにつながりがあるためにおこりますのでいくら強いステロイド軟膏を使っても効果がでないばかりか、かえってカビなどが増えて余計にかゆみが強くなることもあります。まずは耳鼻咽喉科できちんと診察を受けられてはいかがでしょうか?
この番組では皆さんから耳鼻咽喉科に関するご質問をお受けしております。


Q15:シラカバの花粉症と言われていますが3月末くらいから毎年鼻の症状が出始めます。先生の花粉情報ではまだシラカバは飛散していないようですが、なぜ症状が出るのでしょうか?

A:
北海道ではシラカバによく似たハンノキという樹木が湿原などに多くみられます。このハンノキの花粉はシラカバ花粉より前の3月末から5月位にかけて飛散します。シラカバ花粉と非常によく似ているためにシラカバ花粉症の方はハンノキ花粉にもアレルギーを合併して花粉症の症状が出ることがあります。できればハンノキ花粉の飛散する3月末からお薬の服用を開始した方がシラカバ花粉に時期も楽に過ごせます。花粉情報ではハンノキ花粉の飛散もお伝えしておりますので参考にされてください 。


Q16:花粉症は治りますか?

A:
花粉症は残念ながら治る可能性は低いと言われております。20代から30代で屋外で活動する方に花粉症が多いと言われておりますが最近は低年齢化で10代のお子さんも増えてきております。一般に50歳を過ぎると免疫力が落ちるとともに花粉症も治る場合があります。それまでは花粉症の季節がきたらお薬で対処するしかありません。症状が起きてからあわてて薬を飲むのではなく、症状のおきる少し前から服用してください。本州で見られるスギ花粉は飛散量も非常に多く飛散期間も2,3カ月に及び治療も大変ですが釧路の花粉の飛散時期はそれほど長くはありません。日本で有数の花粉の少ない地域ですので治らないからとあきらめずお薬で対処してください 。


Q17:猫を飼い始めてから何となく鼻水やくしゃみが出るようになりました。猫のアレルギーでしょうか。治す方法はあるのでしょうか?

A :
最近ペットを家の中で飼う人が増えています。確かに人なつっこく寄ってきたりするとかわいいですがアレルギーの原因にもなり注意が必要です。代表的な動物としては猫があげられますが他にイヌ、ウサギ、ハムスター、インコなどがペットアレルギーを起こします。原因となるのは動物のふけ、体毛、唾液、尿などでそのうち体毛とふけが重要です。
まずは病院で詳しいアレルギーの血液検査を受けましょう。その結果ペットアレルギーがあると結果が出た場合はいろいろ対策をしなくてはなりません。部屋の中で動物を飼うと室内にふけや体毛がたまって症状を起こしますのでこまめに掃除をするのが重要ですが、実際にはなかなか取り切れる物ではありません。最も有効なのは室外に飼うことですが、猫などの場合は室内で飼うのが一般的ですのでどうしても猫アレルギーの患者さんは増えてきています。症状をがまんすると喘息などをおこすことも有りますので病院でアレルギーを抑えるお薬を服用をおすすめいたします。


Q18:アレルギー性鼻炎ですがなんのアレルギーか調べておりません。やはり調べた方がよいのでしょうか?

A:
アレルギー疾患は基本的に何かに対するアレルギー反応があって起こるものです。
ですからまずその原因を知っておくことは非常に重要です。
アレルギーの予防と対策によってかなり症状を楽にすることができます。
花粉は季節的なものですので季節にあわせてお薬を服用することになりますが、それとともに、マスクやメガネなどの対策によってかなり症状が緩和されます。
またハウスダストやダニは室内に原因がありますがその最大の温床は布団にあります。
布団を丸洗いしたり防ダニカバーを付けることにより症状を軽減できます
またアレルギー疾患は親兄弟などで遺伝することが多く、親がアレルギーの場合はお子さんに対して幼少の頃からハウスダストなどの原因対策を行うことによりアレルギーになりそうな予備軍も減らすことができます。
アレルギーは遺伝と環境の2つが合わさって起こるものです。
残念ながら遺伝は治療によってかえる事は出来ませんが環境をかえて予防は可能です。
まず原因を突き止めて原因対策に頑張ってください。
病院に受診する際には必ず現在服用している、または最近まで服用したお薬の内容がかかれた説明書や手帳を持参されることをおすすめいたします。


Q19:先日新聞で最近食物アレルギーが増えてきていて原因が花粉症ではないかとの記事がありました。花粉症と果物のアレルギーに何か関係があるのでしょうか?

A:
花粉症の中でシラカバ花粉症の方に多いのがリンゴなどをはじめとする果物に対するアレルギー症状を起こす果物過敏症です。これはシラカバ花粉のアレルギーを起こす成分とリンゴなどの成分が非常に似通っているためで、見かけからは全く想像できませんが思いもかけずアレルギーを起こしてしまします。厄介なのはこのアレルギー成分がいろいろな果物に含まれており徐々にアレルギーが増えてきてしまうことです。残念ながら根本的に治す治療はありません。アレルギーを抑える薬を内服するとある程度は危険性は少なくなりますが、シラカバ花粉症を治さなければこの口腔アレルギーも治らないのです。今のところはきちんと検査をして果物を食べないようにするしか手立てがないのが現状です。シラカバに対する根本治療ができる日が来るのを待つしかないでしょう。


Q20:アレルギー性鼻炎で耳鼻科にかかっていますが飲み薬で眠くなるため、なかなか飲めません。ステロイド点鼻薬ももらいましたがあまり使っておりません。ほかに眠くならない効果の高いお薬はないのでしょうか?

A:
アレルギーの治療薬で最もよく使われているのは抗ヒスタミン剤と呼ばれるものです。この薬剤の副作用として眠気があり、自動車の運転などは注意しなくてはいけません。そのほかにも抗ロイコトリエン剤などの眠気のない薬剤もありますが、値段が高いために鼻づまりの強い方に主に使われます。お話ですとステロイドの点鼻薬をあまり使われていなかったようですが最近の新しいステロイド点鼻薬は非常に効果が高く内服薬よりも勝っているというデーターがあります。またステロイドというと副作用を心配されるかたも多いのですが最近の点鼻薬は体に吸収されにくく鼻のみに効果が出るように工夫されています。弱点は鼻に感染症などがある場合に逆に悪化することがあるため、鼻の感染症がないか耳鼻咽喉科の医師に確認してもらってから使用しなければなりません。点鼻薬はなんとなく効果がないという先入観をお持ちの方が多いのですが実際は毎日きちんと使用すると比較的早く効果が出てきますので、内服薬はやめてまずは点鼻薬だけでも使用してみてください。なお市販の薬局で販売されている鼻づまり用の点鼻薬は長く使うと逆に副作用が出ますので混同しないように注意してください。