のど


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Q:2か月以上声がかすれて出なくなりガンかもしれないと思い耳鼻咽喉科に受診しましたところ声帯に結節ができていると言われました。なるべく声を使わないようにしてくださいと言われましたが仕事上声を出さないわけにはいかず困っております。手術などをすると治りますか?

A:
声帯結節は仕事などで大声を出すことが多い方によくおこる病気で学校、保育園の先生や運動部などで応援をする子供などによくおこる病気です。声を出す際に無理に大きな声を出すと声帯が充血し軽い炎症が起きます。これを慢性的に繰り返すと声帯の一部が硬くなりこぶのようなものができます。これが結節で声を出すときに両方の声帯がきちんと合わなくなり声がかすれてしまいます。発声のしかたが悪いのが原因ですので従来通り声を使っていた場合はなかなか改善せず、かりに手術をしても手術後に声を使えば再発してしまいます。まずは声の安静と声の出し方を上手に行うこと、そして声を出した後に炎症を抑えるために吸入などをすることです。これを根気よく行えば徐々に改善していきますが効果が出るには相当長期間かかりますので頑張ってください。


Q:最近定年後から特に声が出にくくなってきました。以前はカラオケが好きでよく歌っていましたが最近はあまり歌も歌わず大きな声を出す事もないのですが昔のように声が出るようにはならないでしょうか?

A:
仕事で大きな声を出しすぎると声が枯れるのは誰もが経験する事ですが、実は高齢になり声を使わない生活が続くと声を出す機能が低下して声が出にくくなってきます。また声を出す声帯は肌と同じようなコラーゲンや筋肉で出来ており、いずれも加齢とともに衰えて痩せた状態になり、声を出す時に左右の声帯がきちんと合わさって声が出るのですが、声帯に隙間が出てきてしまい弱々しい声になってしまいます。加齢とともに体の至る所で使わないとどんどん機能が衰えてきますが声帯も同じなのです。また声を出す機能には肺活量も重要で、呼吸の機能が低下すると声も小さくなり途切れてしまいます。高齢者は食べ物がむせやすくなってきますが、知らず知らずのうちに誤嚥による肺炎を起こし呼吸機能が低下していきます。ですから、先ず外に出る機会を増やし積極的に声を出すようにしましょう。また声帯の乾燥も声枯れの悪化を招きますのでマスクして寝たり部屋の加湿に注意してください。あまり声が出にくい場合は声帯の病気が原因の可能性もありますので耳鼻咽喉科を受診してください。


Q:3か月前から声が出にくくなってきておりだんだんひどくなっているような気がします。力のない声になって声を出すのに力がいるようになってきました。病院で診てもらった方がいいでしょうか?

A :
声が出にくくなる原因は様々です。声を出す器官は声帯とよばれる部位で左右の声帯が中央で合わさって声が出る仕組みになっています。声帯に腫瘍やポリープなどのできものができた場合は左右の声帯ができもののためにきちんと合わなくて隙間ができるために声がかれます。この場合は太い声になったりだみ声になったりすることが多いようです。また声帯を動かす神経が肺がんや食道がん、甲状腺がんなどにより麻痺しておこる声枯れは力のないか細い声になることが多いと言われています。このように声が出にくい状態が続いている場合はガンなどが隠れている場合もありますのでしっかり原因を調べてもらった方がいいでしょう。


Q:のどに魚の骨が刺さったときにごはんの丸のみをしたら取れると聞きましたが本当でしょうか?

A:
まずは魚の種類はなんでしょうか?さんまなど細い骨の場合は口から近い扁桃腺などに刺さっていることが多くうがいが有効です。鮭などの太い骨はのどの奥の方で刺さっていることがあり、食道等に刺さっていると食道の壁に穴をあけて胸の中に感染が広がり場合によっては生命にかかわる場合があります。ご飯をたべるとかえって骨が深く刺さったり、傷口から感染しやすくなりご飯の丸のみはかえって危険です。まず耳鼻咽喉科で診察をうけてください。もしのどに異常がない場合食道等に刺さっていることもありますので内科で胃カメラなどを受けられることをお勧めいたします。これから土用の丑の日になるとうなぎを食べられる方もいるかと思いますがウナギの骨ものどに刺さりやすいですので注意しましょう。


Q:のどがつまった感じが1カ月くらい続いております。食事には全く支障はなくむしろ食事していない時の方がつまり感が悪化します。元々高血圧で薬を内服しておりますが最近喘息を発症しちょうど1か月前から気管支拡張剤の服用を開始しております。何か関係はありますか?

A:
のどの違和感の原因は様々ですが長く続く場合はまずガンなどのできものがないか一度検査を受けられることが重要です。ガンなどの場合は食事に伴って痛みやつまり感が起きやすいと言われており、また症状がのどの特定の部位におこります。食事に支障がなく診察をうけても特にできものなどがない場合違和感の原因として約半数近くを占めるのが咽喉頭酸逆流症です。この病気は胃酸が胃からのどに逆流してのどの違和感を引き起こします。のどの粘膜は胃酸などの強い酸に弱いため胃からのどの途中にある食道などに炎症がなくてものどの症状だけが出る場合があります。また気管支拡張剤、降圧剤などは食道の筋肉をゆるめる作用があるため胃酸の逆流が起こりやすくなります。また脂肪の多い食事を夕食で食べたりコーヒーやチョコレートなどにふくまれるカフェインも逆流が起きやすくなります。PPIと呼ばれる胃薬を服用して頂き1カ月ほどで症状が取れるかどうかで診断します。まずは食生活に注意して改善しないようでしたら病院で診察を受けた方がよいのではないでしょうか?


Q:先日咳が止まらなくなり病院受診しましたところ喘息と言われステロイドの吸入液をしております。幾分症状が和らいだのでもうやめても大丈夫でしょうか?

A:
喘息は血液の中の好酸球と呼ばれる白血球が気管支などの炎症を起こして症状が誘発されます。ステロイドはこの炎症を抑える効果がありますが急に中止したりすると症状が再発します。症状だけを参考にしてお薬を急に中止せずに診察、あるいは検査などで改善を確認してから 徐々にお薬を減らしていく必要があります。最近吐く息の中のNOガスを測定することにより喘息の状態をモニターすることができるようになりました。喘息がひどい状態ではNOは高くなりますが治療により改善すると速やかにさがります。また症状がないように見えてもNOが高い時は発作の可能性があることも言われております。
もうしばらく病院は受診して喘息の状態をきちんとみてもらう必要があると思います。


Q:最近夜中に咳がでて眠れなくなります。先日は食事のあとにジョギングをしたところ急に呼吸が苦しくなりました。腰痛で痛み止めのシップを貼ってからひどくなってきたような気がします。一度病院受診したほうがよいでしょうか?

A :
お話からは運動誘発性の喘息が疑われます。普段は食事を食べるだけではアレルギーは起きませんが食事の後で運動を行うと喘息が誘発されます。 また痛み止めを使用するとさらに誘発されやすくなるといわれております。原因は小麦などの食物のアレルギーが多いと言われておりますが原因が特定できないこともしばしばあります。数年前に化粧品の茶のしずくを使ったために小麦アレルギーになるなど食事をとってアレルギーになるよりも皮膚などを通してアレルギーになってしまうのが多いといわれております。化粧品など日頃使われるものに小麦などの成分が含まれていないか、また血液検査で小麦アレルギーがないか調べてもらうとよいでしょう。


Q:風邪をひいてからもう2か月くらい声がでません。もう風邪も治って喉も痛くはないのですが病院に行った方がいいでしょうか。

A:
風邪をひいた後に声がかれることは皆様もよく経験する事と思いますが、風邪が治っても声のかれや声が出ないなどの症状があるようでしたらのどの声を出す器官の声帯に何か異常が出ている可能性が高いと考えられます。もっとも多いのは声の使い過ぎなどのより声帯にポリープや結節ができるケースです。この病気は声の出し方などが原因で起こり仕事や趣味などで声を使うため繰り返すのが特徴です。また最近は脂肪の多い食事を夜遅くに食べる方が多くなり胃液が夜寝ているときに喉の方まで上がってきて声の異常を起こす病気も増えてきました。そしてタバコを吸う方の場合は喉頭ガンなどが時々見られます。初期症状は声の異常だけで痛みもありませんが早期に受診すると放射線治療で完治の可能性があります。まずはのどの検査を受けて異常がないか調べてみた方が良いのではないでしょうか。


Q:最近頻繁に喉が痛くなって時々熱も出ます。扁桃炎と言われたことがありますが扁桃腺の手術をしたほうがよいのでしょうか?

A:
扁桃炎は喉の奥の左右に突出した出来物のように見えるもので炎症を起こすと表面に白い米粒のようなものがついて高熱が出ます。ウイルスや細菌の感染で起こりますが細菌性の場合は抗生物質で改善します。この扁桃炎を年に4回以上繰り返す場合に手術が考慮されます。また扁桃炎に伴って起こるIgA腎症や掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)胸肋鎖骨過形成症(きょうろくさこつかけいせいしょう)などの場合にも行われます。喉の痛みだけですと通常の風邪に伴うものも考えられますので耳鼻咽喉科などできちんと診察してもらい相談してもらったほうが良いと思います。


Q:時々喉が痛くなり病院で扁桃炎といわれて抗生物質を飲んだことがあります。繰り返すことが多いので抗生剤を残しておいて、悪くなったら飲むようにしています。最近薬が効かなくなってきて、ひどい時には食事もできなくなり口が開きにくくなったりもしますが病院に受診したほうがいいでしょうか?

A:
扁桃炎は繰り返しやすく最初は抗生剤が効きますがきちんと服用せずに中止するとすぐに再発し、徐々に抗生剤の効果もなくなってきます。まずは完全に治るまで抗生剤の服用を続けることがポイントです。また扁桃炎だからのんびり構えて悪くなったら受診しようと油断すると急激に悪化し扁桃の周りに膿汁がたまって首から胸にも広がると命を落とすことにもなりかねません。できるだけ軽いうちにきちんと病院を受診してください。また頻回に扁桃炎を起こす場合には手術も必要です。耳鼻咽喉科の医師に相談してください。


Q:最近舌やのどの奥に白い米粒みたいなものが沢山あり痛みもあります。何か出来物みたいなものでしょうか?

A:
舌やのどの奥などに白い米粒みたいなものがついているとのことですがもしかするとカンジタ症かもしれません。最近抗生物質を飲んだり喘息でステロイドを吸入したりしていませんか?また高齢者では唾液が少なくなって口の中が乾燥したりすると起こる場合もあります。いずれの場合も口の中にいる善玉の細菌が減って免疫力が低下するために起こります。カンジタに対するお薬はありますが、お薬ばかりでなくお口のケアが大切です。ステロイドの吸入後には必ずのどや口のうがいを行う、食事をきちんととって唾液を増やす、抗生物質の副作用で起こった場合には正常な免疫力があれば自然に回復します。喫煙者に多いですので禁煙も非常に大切です。生活習慣を見直し免疫力を高めるように食事に気を付けましょう。


Q:先日熱いラーメンを急いで食べた後火傷のように口と喉が痛くなりました。少し息苦しい感じもありましたので病院に受診しましたところ喉頭のやけどでひどい場合には呼吸ができなくなることもあるので注意するようにいわれました。そんなこともあるのでしょうか?

A:
熱いものをよく噛まずに飲み込んでしまうと当然喉の火傷がおこります。喉頭とは食べたものが気管に入らないようにふたをして胃の方に入る通り道の食道に流れるようにする大事な働きをする所で声を出す声帯があるところです。喉頭が火傷をおこすと水膨れのように腫れて気管の入り口が狭くなり窒息する危険性があります。ラーメンの他たこ焼きや小籠包なども火傷の原因として頻度が高いと言われております。窒息の危険がある場合通常は口から気管に管を入れて人工呼吸をしますが喉頭が腫れると管を入れるスペースがないため喉を切って気管に穴をあけて直接管を入れなくてはならず時間がかかります。そのため喉頭の腫れによって窒息死する方もおります。熱いものを食べるときは口の中でよく噛んで急いで飲み込まないように注意してください。


Q:最近80歳になる父親が声が聞き取りにくくなってきました。煙草もすいませんし大きな声も出してはいないのですが年齢的なものでしょうか?

A:
声が出にくくなる原因は多岐にわたりますが大きくかかわる原因としては年齢による声帯の筋肉などの衰えや肺活量の減少などの他、声を使わない状態が長く続くなどでも起こります。体力的に健康な高齢者には少なく、歌手などにはほとんど認めないといわれておりますので、もし病院に受診して特に声帯などに病気がみられない場合には、まずは声を出す機会を増やしてみてはいかがでしょうか。また難聴などがあると会話が成り立たなくなり声を使う機会が減ってしまいますので補聴器などを装用してできるだけスムーズに会話ができるようにしましょう。またコミュニケーションをとることにより認知症の予防にもなります。コロナの影響で会話をもつ機会が減りがちですがオンラインでもいいですので是非声を出して会話しましょう。


Q:以前から気管支喘息と言われておりましたが忙しいため病院通院をさぼっておりました。 最近は時々発作がでておりますが以前にもらった飲み薬でしのいでいますがなかなか効果が出てきません。やはり病院に受診したほうがよいでしょうか?

A:
気管支喘息は発作時と発作のない時期の治療に分けられますが、発作がなくても気管支の炎症は起きており気管支の壁がだんだん厚くなってきて気管支の内腔が狭くなってきます。徐々に呼吸困難が出やすくなりますので進行を抑えるためにはステロイドを吸入する必要があります。いったん気管支の壁が厚くなると元には戻らないため継続的な治療が必要です。また発作時にはさらに気管支を広げるお薬を使います。いずれにしても我慢をしていると気管支が狭くなってきますので早めに受診されてはいかがでしょうか


Q:のどの違和感が長く続いたため先日耳鼻咽喉科を受診したところ胃酸の逆流が起こっているのではないかと言われました。 心配なので胃カメラをしてもらったら大丈夫と言われましたが喉のお薬は飲んだほうがいいでしょうか?

A:
のどの違和感や声がれ、咳などの症状が咽頭に胃酸が逆流しておこる咽喉頭酸逆流症は頻度的には非常に多いと言われております。胃カメラで異常がなくても微量の胃酸が逆流した場合食道は元々胃酸にある程度強い粘膜なので異常が出なくてものどの粘膜は酸に弱い粘膜で異常感が出やすいとされております。そのため胃酸をおさえる薬を飲んで症状が改善するかどうかによって診断することになっております。また弱酸性の逆流であってものどの症状を誘発することもありその場合は胃の運動を助けるようなお薬で治療する場合もあります。また食事も大切で就寝前には食事を控える事、アルコール、カフェイン入りの飲料、刺激の強い飲食物を控える事、高脂肪食も控える事なども重要です。食生活の変化で最近患者さんが増えてきております。お薬をきちんと服用し食事などに気を付けて症状が改善するか試していてください。改善しないようでしたら別の原因がないか医師と相談してみてはいかがでしょうか