その他

出かける時にお薬を携帯するためお薬のシートをはさみで切っています
昔はばらばらにしやすいように切れ目が入っていたように思うのですが、最近は切れ目がなくなって困るのですが。
A.おっしゃるとおり最近のお薬シートには切れ目がなくなっています
これはシートごと薬を飲んでしまい食道などにひっかかってしまう事故を防ぐためにメーカーが変更しました
出かける際には複数の薬を飲まれている場合などは確かにかさばりますのでバラバラにしたい気持はわかりますが、高齢者で異物の事故が発生しているためのやむえない対策です
目の不自由な高齢者の介護をされている方などは、お薬をバラバラにせず保管しておいて下さい
あるいはシートから出して1回分のお薬を用意してもいいでしょう
鼻が痛くて市販のメンソールをつけていたらかえって痛みが強くなってきました。
何かいい軟膏はありますか?
A 鼻の入り口から1cmほどは顔面と同じような皮膚でできておりますが、それより奥は粘膜という組織になります。
粘膜は皮膚より感覚がデリケートであり傷つきやすい構造になっています。
メンタームはどちらかというと粘膜には強すぎると思います。
またあまり強い軟膏を塗ると鼻血なども起こる場合があります。
鼻が痛い場合には基本的に鼻の粘膜に炎症が起こっている可能性があります。
まずは耳鼻咽喉科で炎症の原因を診察し、診断に基づき治療を開始する方がよいでしょう。
鼻の入り口の皮膚の場合はいじりすぎや鼻のかみすぎが原因になりますので注意しましょう。
(2016年7月)
飛行機に乗るといつも耳が痛くなり聞こえも悪くなります。事前に予防するようないい方法はありますか?
A 飛行機に乗ったり高い山に登った時に外気圧が変化します
耳の中には鼓膜という聞こえに重要なところがありますが気圧が変化すると鼓膜にも圧がかかります
高いところに行くと気圧は下がりますので鼓膜の外側の圧が下がり鼓膜は外側に膨らむようになります
この状態が長く続くと聞こえが悪くなるため鼓膜の奥の中耳の圧を外の気圧と同じ圧に調整する必要があります
その圧を調整するところは耳管と呼ばれ鼻の奥に出口がありつばを飲んだりすると耳管の出口が開いて空気が中耳に入り圧を調整します
ところが耳管の働きが悪いと気圧の調整がうまくいかなくなります
耳管の機能がもともと悪い方が飛行機に乗る場合は事前に鼓膜に小さな穴をあけたり、点鼻薬で時間の出口を開きやすくしたり、気圧が急に変化しないような耳栓をしたりすることである程度耳が痛くなるのを防ぐことができます
また飛行機が降下中は絶対に寝ないでください
眠ると唾を飲むことが少なくなり耳抜きの頻度が少なくなるため詰まりやすくなります
飛行機の降下中は飲み物を飲んだり飴などをなめたりするとよいでしょう
一か月ほど前に耳がかゆくていじったところ耳漏がでて耳鼻科に行きました
耳のいじりすぎとのことでステロイドの軟膏をもらい塗っておりましたが、最初は効いていたのですが、徐々に効果がなくなり、量を多めに塗ったところ逆にかゆみが強くなってきました
ステロイド軟膏が弱いのでしょうか?
A 耳のいじりすぎで外耳道に湿疹ができて耳漏が出ることがあります
できるだけ耳はいじりすぎないことが大事ですが、湿疹に対してはステロイド軟膏がよく使われます
外耳道に塗るステロイド軟膏の量はほんの少しで十分なのですが、時に多めに塗りすぎたり、長期間にわたり頻回に塗ると逆に外耳道にかびが生えてくることがあります
このかびにより逆に耳のかゆみが強くなりステロイドを塗ることにより逆にかびの増殖が促進される結果となります
この場合は耳の洗浄やかびに対するお薬が必要になりますので耳鼻咽喉かへの受診が必要です
耳のかゆみの原因としてアレルギーが関与している場合が多いのでこの場合はアレルギーのお薬の内服が有効です
まずは耳鼻咽喉科の受診をおすすめいたします
子供の乗り物酔いがひどく、薬を飲んでも効果のないこともあります
なにかよい方法はありますか?
A 耳の奥には耳に入ってくる音を電気信号に変える働きをする内耳というところがありますが、内耳には体の平衡感覚を感じ取る三半規管と呼ばれる器官も存在します
体の平衡感覚は三半規管の情報と目から入ってくる視覚の情報、そして脚や体の感覚から入る情報が脳で分析されて体が動く感覚として感じます
目から入ってくる情報と三半規管の情報がうまくまとめれない時に乗り物酔いが起こりやすいと言われています
たとえばカーテンを閉めて外の景色が見えない車に乗って予期しない時に車が曲がると脳が混乱し乗り物酔いという症状が出現します
乗り物酔いしやすい方も自分で運転する時は、車の動きを視覚の情報によって事前に予期できますので乗り物酔いは起きません
車酔いがしやすい方はできるだけ前方の景色をよく見ることが重要です
また脳の活動が寝不足などで十分でないと平衡感覚をまとめれなくなって乗り物酔いが起きやすくなります
ですから事前に十分な睡眠と脳を活発に活動させるために食事もとって下さい
先日主人がのどが痛くて声も出なくなりご飯も食べれなくなったため近くの耳鼻咽喉科を受診したら急性喉頭蓋(こうとうがい)炎という病気ですぐに入院になりました
もしかすると窒息死するかもしれないと言われたのですがそんなに急に悪くなるものなのでしょうか
A 急性喉頭蓋炎は耳鼻咽喉科の病気の中で最も緊急性の高い病気です
痛みが出てから数時間で窒息死することもある非常に怖い病気です
食べ物を食べるときに気管の方に食べ物がいかないように蓋をするのが喉頭蓋というところで、ここに炎症が起きて喉頭蓋が腫れると気管の入り口がふさがれた状態になり呼吸ができなくなります
お口を開けても喉頭蓋はみえないためこの病気を耳鼻咽喉科以外の病院ではなかなか発見できません
通常の風邪などとは違い痛みの非常に強く声がかれたりでなくなるなどの症状があります
見逃すと命にかかわりますのでこのような場合には耳鼻咽喉科に受診してください
最近ダイエットをして10㎏位痩せたのですが、耳の聞こえがおかしくなり、自分の声が耳に響いて聞こえたり深呼吸をすると呼吸の音も耳に響きます
前かがみになると治るのですが耳がつまっているのでしょうか
A 耳の中耳とのどをつないでいる耳管は通常は閉じた状態ですが唾を飲んだりした時に一時的に開きます
飛行機に乗った時に中耳と外界の気圧の差ができた場合はこの耳管が開くことにより気圧の調整をします
耳管の周囲には脂肪組織が囲んでいますが急激な減量を行うと、この脂肪が少なくなり耳管の周囲にすきまができて耳管が開いた状態になります
耳管開放症と呼ばれる病気です
この病気は自分の声が耳に響いたり、呼吸音が響いたりすること、前かがみの姿勢になると頭の方に血液が移行して耳管の周囲がむくんだ状態になり開いている耳管が閉鎖して症状がとれるという特徴があります
これとは逆に耳管が閉じたままで唾を飲んでも耳管が開かない病気を耳管狭窄症といいます
耳管狭窄症の方は急激な気圧の変化に対して中耳の圧の調整ができないために飛行機に乗った時や水中に潜ったときなど鼓膜に圧がかかり強い痛みが起こります
いずれの病気も似たような症状がおこりますが耳管の検査をすると区別がつけられます
耳管開放症に対しては漢方薬や点鼻薬により治療、鼓膜にテープをはる治療などを行いますが、急激な減量に対してのコントロールが重要です
一度耳鼻咽喉科で検査を受けてください
食事の後に左の顎が腫れてきて痛みがあるのですがしばらくすると治ります
最近繰り返しているのですが病院を受診したほうがいいでしょうか
A 食事を契機として腫れや痛みがでる病気に唾石症(だせきしょう)があります
唾液を作る唾液腺は耳の前にある耳下腺、あごの下にある顎下腺、舌の裏側にある舌下腺が左右に一ずつあります
唾液腺から口に向けて管がつながっており唾液が流れていきますがその管の中に石が詰まって唾液の流れがせきとめられて唾液腺が腫れる病気が唾石症です
特に流れが悪くなりやすいのが顎下腺で食事により唾液の分泌がさかんになると左右のどちらかの顎の下が腫れて痛みがでてきます
治療は石を外科的にとるしかありませんのであまり我慢せずに病院に受診することをお勧めいたします
5歳の子が最近いびきをかいて夜寝苦しそうです。鼻がつまっているのか日中も常時口をあいております
一度病院を受診した方がいいでしょうか
A いびきの原因として5歳くらいのお子さんの場合もっとも多いのはアデノイド肥大によるものです
アデノイドとは鼻の奥のちょうど鼻とのどのつなぎ目くらいのところにある扁桃腺の一種です
5歳くらいの年齢で一番大きくなり、以後は体の成長と共に相対的に小さくなっていきます
アデノイドが肥大すると鼻の後ろの穴をふさいでしまうため鼻づまりが起きます
しかし鼻の病気ではありませんので鼻水、くしゃみなどの症状は伴いません
風邪をひいたりした時に炎症を起こして一時的にアデノイドが腫れたりする場合があります
日中常時口をあいているのはおそらく慢性的にアデノイドが肥大しているものと思いますが、特にほかに症状がなければ経過を見る場合も多いです
しかし滲出性中耳炎の原因になっていたり、睡眠中に呼吸が停止する睡眠時無呼吸症になっていたりする場合には手術をすることもあります
夜間に呼吸が苦しそうであれば無呼吸があるかよく観察してください
一度耳鼻咽喉科でアデノイドの肥大が原因なのか検査を受けられるとよいでしょう
1歳の子が中耳炎になり抗生物質を出されましたが、おいしくないのかなかなか飲んでくれません
また、保育園に行っているのでお昼は飲めません
いつも風邪のときに出される抗生物質はおいしいのか飲んでくれるのでそちらの抗生剤ではだめなのでしょうか
A 抗生物質は中耳炎などの細菌による感染症で使われるお薬です
同じ抗生剤を続けているとそのお薬に対して効果の出なくなる耐性菌とよばれる菌が増加します
また通常中耳炎で用いられる抗生物質は残念ながらあまり味はよくないものが多く、お子さんに飲ませるのが大変かもしれません
しかし中途半端な抗生物質の投与はかえって耐性菌を増やす結果になるため工夫しながら飲ませてください
1日3回のお薬が多いのですが、回数は厳守してください
抗生物質の飲む回数を減らすとまた耐性菌の増える原因となるのです
また味がいい抗生剤ばかり繰り返し飲んでいるとやはり耐性菌が出てきます
ある程度ばい菌を予想して抗生物質を出しておりますので、我慢して飲ませてください
実はこれだけ医学が進歩しても残念ながら最近新しい抗生物質が開発しにくい状況が続いております
細菌は地球上で人間よりはるか以前より生きながらえており、抗生物質を次々に出してもさらに強い菌が登場してしまう現実があります
むしろ感染症に対しては免疫力をつけて細菌感染に打ち勝つ防御が重要でありそのためには予防接種が必要です
最近では中耳炎の原因として最も重要な肺炎球菌に対するワクチンも出ております
ぜひお子さんに受けさせて下さい
1年程前から舌の横に口内炎のようなものができて痛いです。
耳鼻咽喉科を受診したら白板症(はくばんしょう)と言われました。
時にガンに変化する場合もあるので定期的に病院に受診した方が良いと言われていましたが3か月程さぼっております。
このまま様子を見てはだめでしょうか。
A 白板症は粘膜が白色に変化したように見えるためにそのように呼ばれておりますが、
慢性の炎症などが原因で起こると言われております。
頻度は低いですがまれにガンに変化すると言われており、長期間が経過してから変わる場合もありますので、
定期的な経過観察が必要です。
悪性の場合に急に病変部が大きくなったり痛みが強くなったりしますのでそのような場合は急いで受診して下さい。
また見た目には変化がなくても最低でも5年くらいは診察を受けられてはいかがでしょうか。
(2015年2月)
 右の鼻がよく詰まって鼻をかむと時々血液の混じった鼻くそも取れてきます
鼻水はあまり出ないのですが逆に時々乾いた感じになったりもします
一度病院で診てもらった方がいいでしょうか
A 風邪やアレルギー性鼻炎などの炎症では通常は左右どちらの鼻ともに鼻がつまります
片方の鼻だけがつまり、しかも鼻水は少なく出血がみられる場合よくみられるのが鼻中隔湾曲症です
鼻中隔とは鼻の真ん中にあり鼻の穴を左右分けている骨です
この骨が成長と共に片方に湾曲した結果凸側の鼻がつまり、鼻いじることで傷つきやすいため出血したりかさぶたがついたりします
症状の強い方は骨を矯正する手術をして治療しますが、鼻いじりをやめれば次第に症状はなくなることがほとんどです
次に忘れてはならないのが鼻の中に腫瘍などができる場合です
この場合も片方の鼻がつまり出血もおこります
ですからまずは耳鼻咽喉科を受診して鼻の中の診察を受けることをお勧めいたします
 子供が歯ブラシをくわえたまま転んで口から血を出してしまいました
病院に行ったのですが口の傷は自然に治るので何も処置はされませんでしたが、熱が出たり意識がぼんやりしてくるようなら早めに受診するように言われました
大丈夫でしょうか
A 口の傷は深い傷でなければ比較的早く閉鎖しますので心配ありません
ただ歯ブラシが喉のどの程度奥まで刺さったかが問題です
時々歯ブラシの柄の部分が折れたりすることもあり異物が残存し感染を起こす可能性があります
特に箸などは簡単に折れますので折れた場合は残った箸を病院に持っていくと検査の参考になります
のどの奥は太い血管や神経、さらに脳にも近いため十分な注意が必要でこの部位に感染を起こすと致命傷になることもあります
ですからお子さんの様子がおかしいようでしたらすぐに病院に受診してください
またこのような事故にならないよう歯磨きの時は走り回ったりしないように普段から気を付けてくださいね
 父親がのどのガンで亡くなったのですがのどのガンも遺伝するのでしょうか
A 喉のガンが遺伝するという学説はありません
のどの咽頭がんになりやすい生活習慣としてはたばこの喫煙、飲酒があげられます
また最近ではパピローマウイルスの感染によっても起こるといわれ、喫煙や飲酒の習慣のない比較的若い40代、50代くらいのかたにも咽頭がんが増えてきました
このパピローマウイルスは子宮頸がんの原因としても有名で現在はワクチンの接種もされております
もし感染する前にワクチンの接種を受ければがんの予防になるかもしれません
現在このワクチンは副作用の問題で接種する方が激減しておりますが、咽頭がんもワクチンで防げる時代が来ることを願っております
 現在3か月になる子供ですが生後1か月過ぎから鼻がつまるようになってきました。最近では鼻水、くしゃみ、咳の症状が3週間ほど続いております。風邪のようにも見えますが熱はありません。呼吸が苦しそうに見えるのですが食欲もあり本人は元気そうです。このまま様子を見ていて良いのでしょうか?原因や対処方法がありましたら教えてください。
A 鼻水、くしゃみ、咳の症状からは風邪を考えますが、鼻水が水のようにさらさらしていればアレルギーの可能性があります。
どろっとした粘り気のある鼻水の場合、2歳以上の子供の場合は副鼻腔炎の可能性もありますが2歳未満ではまだ副鼻腔が未発達で副鼻腔炎にはなりませんので鼻の細菌感染を疑います。
2歳未満のお子さんは大人と比べて免疫力が特に弱いため同じ感染症でも改善するには長期間を要します。
乳児の場合母乳を通じて母親の免疫物質がお子さんに移行して感染を防ぎますが母乳が十分でない場合や母親に細菌に対する免疫が不足していると感染が長引く可能性があります。
鼻水が長期間止まらない場合中耳炎になっている可能性がありますので小児科ないしは耳鼻咽喉科を受診して一度診察されてはいかがでしょうか。
鼻に対する日頃の対処としては市販の鼻吸い器を使ってこまめに鼻水を吸い取ってあげることです。お子さんも嫌がって大変かもしれませんが頑張ってみてください。
 子供が2週間位鼻水が続いており風邪薬をもらっておりましたが改善しないため耳鼻咽喉科を受診しましたところ副鼻腔炎と言われました。風邪と副鼻腔炎を見分けることはできますか。
A 風邪の多くはウイルスの感染により起こり、鼻水以外にも咳やのどの痛みなどの症状を合併し通常は1週間程度で鼻水などの症状は改善します。ところが副鼻腔炎の場合は汚い鼻水が10日間以上持続するため、長期間続く鼻水の場合は要注意です。
副鼻腔炎は鼻の周囲にある骨の空洞で鼻と細い管をを通じてつながっており、細菌がその管を通過して副鼻腔内に侵入し感染をおこすものです。
その他の症状としては頭痛、頭の重い感じ、頬の痛み、歯の痛み、鼻水がのどに下がる感じ、痰、咳などがあげられます。
また放置すると鼻から耳の方にまで細菌が広がって中耳炎を引き起こし耳痛、難聴などを引き起こします。
細菌感染の原因となる菌は肺炎球菌、インフルエンザ菌などで最近予防接種が行われていることから以前ほど重症の患者さんは見かけることは少なくなりましたが子供の場合は免疫力が十分ではありませんので鼻の症状が長く続きます。
抗生物質を服用すると改善しますが、抗生剤の効きにくい耐性菌も増えております。治療は内服以外にも鼻の処置が重要で吸入治療は内服薬よりも直接鼻の中に高い濃度の抗生物質を投与できることから効果が高いと言われております。
まず耳鼻咽喉科で診察をうけて副鼻腔炎であればしっかり治療すると意外に早くよくなりますよ。
 先日40代の知人が咽頭がんといわれ抗がん剤と放射線の治療を受けると聞きました
私も同世代で子宮がんや乳がんの検診は受けていますが耳鼻咽喉科にはかかったことがありません
最近私ものどが詰まるような症状が出てきたのですが早めに検査を受けた方がいいでしょうか
 A 40代でガンができるのは女性の場合子宮頸がんなどが有名です。これはヒトパピローマウイルスによる感染が原因です
数年前から10代の女性に対してこのウイルスに対するワクチンの接種が始まり現在は副作用が問題視されて普及にはいたっておりませんが子宮ガンの予防になるといわれております
あまり知られてはいませんがこのウイルスが咽頭に感染してガンができるといわれており特に40代から50代の若い方に咽頭がんが増えております
通常咽頭がんは今までお酒やたばこなどがリスクファクターとして挙げられ男性に多いといわれておりますが、若い方の咽頭がんは酒やたばこは無関係で男女比もほぼ同じといわれております
子宮頸がんと同様にワクチンによる予防効果が期待できるかもしれません
咽頭がんは初期ですと放射線や抗がん剤で治ることも可能ですが進行すると手術によって声帯などの声を出すところまで取り除くこととなり一生涯声を出せないなど重篤な後遺症が残ります
症状が続くようでしたら一度耳鼻咽喉科で検査を受けられてはいかがでしょうか
飛行機に乗るとすぐに耳が痛くなったり聞こえなくなる症状がありインターネットで検索したら耳管狭窄症のような症状に当てはまりました。治療法はありますか?
A 耳管は鼻の奥と耳の中耳をつなぐ管で中耳の気圧を外圧と同じくなるようにコントロールする機能があります
唾を飲んだ時などに耳管が開きそれ以外の時は閉じています
この耳管が何らかの原因で詰まりやすくなるのが耳管狭窄症です
飛行機に乗ったり高い山に登った時などに耳がつまった感じになるのもこの病気の特徴的な症状です
主な治療法として通気療法があり病院で鼻からカテーテルを入れて耳管の入り口から空気を送り込む治療です
通気した直後は調子がいいのですが徐々に症状が戻ってしまいます
最近自宅で器具を使って自分で空気を通す治療が普及してきました
このような器具を使うと病院で通気したのと同様に安全に治療ができます
また滲出性中耳炎などの治療にも効果的で中耳炎の予防にもなります
詳しくは耳鼻咽喉科で相談してみてください
舌が白くなりひりひりする痛みもあります。舌をブラシでこすっていますが、なかなか治りません。
病院に受診してお薬をもらった方がよいでしょうか。
 A 舌の表面は通常はやや赤みを帯びた色ですが舌苔(ぜったい)がつくと白く見えるようになります
この舌苔の原因として最も多いのがカンジタ症です
カンジタはカビの一種で健康な人の口の中や皮膚などにも常在していますが、体力の低下やステロイドの吸入、抗生物質などの服用により口の中にいる常在菌が減るとカンジタが増えてきます
まずは舌苔がカンジタによるものかどうか検査を受ける必要がありそうです
カンジタ症の場合はカンジタを減らすお薬がありますのでお薬で改善が期待できますが、カンジタが増えた原因を検討しないと何度も繰り返すことになってしまいます
ブラシであまり強くこすると舌が傷つき感染を起こすこともありますので注意してください
 1か月ほど前から舌の横に口内炎みたいな白いものができて痛いのですが市販の軟膏を塗っておりますが良くなりません。歯並びが悪くちょうど歯にぶつかり以前からよく口内炎ができておりました。
一度病院に受診したほうがよいでしょうか?
 A 口内炎は通常は2週間ほどで治ります。
1か月も続いているようですとできものの可能性があります。
ガンの場合は口内炎の部分が硬いしこりとなり中心部がへこんで潰瘍(かいよう)になります。
痛みが悪化してきているようでしたら要注意です。
また歯で舌をよく噛んでしまって傷つくのを繰り返しているとそれが刺激となってガンができることがあります。
またタバコ、お酒なども刺激になりますのでガンの原因として言われております。
早めに耳鼻咽喉科に受診すると共に歯科にも受診して歯の治療もうけられるとよいのではないでしょうか。
(2014年8月)
舌が痛くひりひりします。味覚も最近おかしいような気がします。
つい先日扁桃炎と風邪で抗生物質と風邪薬を飲んでいたのですが関係ありますか?
 A 舌の痛み、異常感、味覚の異常の原因として多いのはカンジタなどのカビが増えて炎症を起こしたり、口の中が乾燥して唾液の量が減ると起こります。抗生物質は口の中にいる常在菌を破壊してカンジタが増殖しやすくなります。
また風邪薬などは口の中が乾燥しやすくなり唾液の抗菌作用が低下してカンジタなどがさらに増殖しやすくなります。
また唾液が少なくなると味の成分が舌の味覚を感知する細胞に行きにくくなり味覚も減退します。
また亜鉛、鉄などの栄養素の不足によっても味覚障害が起こります。バランスの良い食事と食後によくうがいをしたりすると症状は改善すると思いますが、なかなか治らないようでしたら耳鼻咽喉科で検査をお勧めいたします。
花粉症と風邪と見分ける方法はありますか?
A 花粉症も風邪もどちらもくしゃみ、鼻水、鼻づまりが起こりますので鼻症状だけでは見分けがつきにくいかもしれません。
両者を見分けるポイントは眼の症状です。花粉症の場合は眼のかゆみが起こりやすく、鼻の症状に比例しますが、風邪の場合は眼の症状は一般的に起こることはありません。また天気によって症状が変化するのも花粉症の特徴の一つです。
雨上がりで天気が良い風の強い日に症状が強く表れるようでしたら花粉症が疑われます。
花粉飛散情報を参考にして花粉の飛散数と症状が一致するようでしたら一度耳鼻咽喉科で検査を受けられてみてはいかがでしょうか。
いつも耳がかゆくなり、先日耳鼻科に受信したところ耳の中にカビがいるといわれました。
まさか耳の中にカビがいるとは想像もできないのですが治療すればきちんと治るのでしょうか?
A 確かに耳の中にカビがいるというのはショックかもしれませんが人の皮膚を始め下界に接する所には真菌と言われるカビが増える可能性があります。
通常耳の中は耳垢などの原因となるアポクリン腺からの分泌物が表面をおおってカビなどから防御しています。
ところが頻回の耳掃除などを行うと分泌がなくなり、また耳の皮膚も傷ついてバリアのない状態になります。さらに耳のいじりすぎによって外耳が炎症を起こすと耳だれが起こり皮膚が湿った状態になります。
耳は構造上体表から奥まっていますので空気の流れが悪くカビの繁殖には最適なのです。一番の原因は耳掃除など耳のいじりすぎです。
きちんと治療すれば治りますが、耳いじりをすると再発しますので十分注意して下さい。
(2016年10月)
インフルエンザが流行しておりますがうがいは有効ですか?またうがいの液は何が良いのでしょうか?
A うがいを行うのはインフルエンザには有効と言われております。
うがいの液についてはイソジンなどがよく使われておりますがイソジンはお口の中の善玉菌も殺してしまうため喉の防御機構が減弱し結果的に有効性が低くなるため、水だけのうがいでも十分な効果が期待できるという報告があります。
またお茶などに多く含まれているカテキンが有効で紅茶エキスによるうがいが有効という報告もあります。
要するに手洗いと同様にうがいも液はあまり気にせず、回数を多くしてみるのが大事ではないでしょうか。
(2015年2月)
先日食事をしたところ、右口角からこぼれてしまい、鏡を見ると右の顔が動かなくなっていました。
慌てて病院を受診したところ、顔面神経麻痺と言われステロイドを服用しましたが翌日になって耳が痛くなり聞こえもおかしくなってきました。
また耳をいじっているわけではないのですが耳によくかさぶたが付くようになりました。
このままお薬を続けていて大丈夫でしょうか?
A 顔面神経麻痺、耳痛、難聴などの症状から考えるとハント症候群が考えられます。
この病気は水疱瘡のウイルスによって引き起こされます。
ウイルスは水疱瘡にかかったのちに神経に潜伏感染しており、ストレスや免疫の低下した時に再活性化して病気を引き起こし帯状疱疹という病気を引き起こします。
ハント症候群は耳の帯状疱疹なのですが痛みだけでなく神経の障害を起こし顔面神経、聴神経などの障害を引き起こすのです。
早期であれば帯状疱疹ウイルスをおさえる薬を使って改善する可能性があります。
しかし麻痺が残存して後遺症の残る場合もしばしばです。
最近子供の頃に水疱瘡のワクチンを受けた場合、ワクチンではウイルスの残存がなく免疫ができるためにハント症候群が起きないと報告されています。
水疱瘡自体にかかってしまうと、ウイルスの潜伏感染を許してしまうため将来帯状疱疹やハント症候群になる可能性がでてしまうのです。できればお子さんには予防接種をしてあげて下さい。
(2015年6月)
先日咳が止まらなくなり病院受診しましたところ、喘息と言われステロイドの吸入液をしております。
幾分症状は和らいだのでもうやめても大丈夫でしょうか?
A 喘息は血液の中の好酸球と呼ばれる白血球が気管支などの炎症を起こして症状が誘発されます。
ステロイドにはこの炎症を抑える効果がありますが急に中止したりすると症状が再発します。
症状だけを参考にしてお薬を急に中止せずに診察、あるいは検査などで改善を確認してから、徐々にお薬を減らしていく必要があります。最近吐く息の中のNOガスを測定することにより喘息の状態をモニターすることができるようになりました。
喘息が酷い状態ではNOは高くなりますが治療により改善すると速やかに下がります。
また症状がないように見えてもNOが高い時は発作の可能性があることも言われております。
もうしばらく病院は受診して喘息の状態をきちんとみてもらう必要があると思います。
(2016年4月)
喉がつまった感じが1か月くらい続いております。
食事には全く支障はなく、むしろ食事していない時の方がつまり感が悪化します。
元々高血圧で薬を内服しておりますが最近喘息を発症しちょうど1か月前から気管支拡張剤の服用を開始しております。
何か関係はありますか?
A 喉の違和感の原因は様々ですが長く続く場合はまずガンなどのできものがないか一度検査を受けられることが重要です。
ガンなどの場合は食事に伴って痛みやつまり感が起きやすいと言われており、また症状が喉の特定の部位に起こります。食事に支障がなく診察を受けても特にできものなどがない場合違和感の原因として約半数近くを占めるのが咽喉頭酸逆流症です。この病気は胃酸が胃から喉に逆流して喉の違和感を引き起こします。
喉の粘膜は胃酸などの強い酸に弱いため胃から喉の途中にある食道などに炎症がなくても喉の症状だけが出る場合があります。
また気管支拡張剤、降圧剤などは食道の筋肉をゆるめる作用があるため胃酸の逆流が起こりやすくなります。
また脂肪の多い食事を夕飯で食べたり、コーヒーやチョコレートなどに含まれるカフェインも逆流が起きやすくなります。
PPIと呼ばれる胃薬を服用して頂き1か月程で症状がとれるかどうか診断します。
まずは食生活に注意して改善しないようでしたら病院で診察を受けられた方が良いのではないでしょうか。
病院に受診される際には必ず現在服用している、または最近まで服用したお薬の内容が書かれた説明書や手帳を持参されることをお勧め致します。
(2016年9月)
インフルエンザが流行していますが、風邪などにマスクやうがいは効果があるのでしょうか?
A 保育園に通う園児を対象にした研究によるとマスクについては発熱性疾患に罹患する頻度はうがいによって減少したと報告されております。
水道水を使うと30%程度、食塩水では50%、緑茶では68%で緑茶が実は一番効果があるようです。
そしてイソジンなどの消毒薬では風邪に対してはあまり効果がないことも報告されています。
マスクについては医療用のN95マスクやサージカルマスクでは呼吸器感染症の予防効果があると報告されておりますが、一般に市販されているマスクでは残念ながら信頼できる報告はありません。きちんと密着した装用がなされていなければおそらく効果は期待できないでしょう。
しかし自分が風邪などにかかった場合はマスクをすることにより、周囲の人への感染予防になります。
公衆衛生上、咳エチケットとして装着して下さい。
また咳やくしゃみが出たら手を当てる方も多いと思いますがすぐに手を洗っていますか?
手を洗わずにドアノブなどを触ると感染源になりますので注意が必要ですね。
ちなみに外国ではくしゃみをする時に手で覆うのはNGなのです。外国では挨拶をするときに握手をしますので手から感染させてしまいます。
肘で覆ったり、もしくは下を向いてするのがエチケットなのだそうです。
(2017年2月)