声帯

:私は保母をしていますが、最近声が出にくくかすれることが多いのです。
特に大きな声を出した後が多いのですがどうすればよいのでしょうか。
A. 声をよく使う職業の方、(保母、歌手、学校の先生、アナウンサーなど)によくおきるのどの病気に声帯結節といわれる病気があります。声帯とは男性ですとのど仏あたりにあり、声を出すところです。
この声帯に無理な力が過剰にかかり続け、両側の声帯の一部分に小さなポリープ上のでっぱりができて声がかすれるといわれております。すなわち声の酷使が原因となり、一種の職業病といえなくもありません。
したがってまず治療として大事なことは無理な発生をせず、声をなるべく使わないように気をつけることです。
ただ長年の習慣でなかなか治らない方も多いですから、長期間結節が続く場合は手術も考慮したほうがよいでしょう。
ただ手術をしても、また今までと同じように声を使うと結節が出来ますので、正しい発声方法を身につける必要があります。
まずは耳鼻科で内視鏡の検査でよくみてもらう必要がありそうです。
:1ヶ月以上声のかすれがとれません。
風邪をひいている訳ではないのですが最近仕事が忙しくたばこの本数が増えているせいかもしれません。
病院に行ったほうがよいでしょうか?
A.1ヶ月以上声のかすれが続いているのであればまず耳鼻咽喉科に行って声帯を診てもらう必要があります。
また、たばこを吸われているようですが、禁煙も必要です。
たばこによって、声帯は傷つきやすくポリープ状にむくんだり、時にガンが発生することがあります。
声帯にできるガンは喉頭がんと言われておりますがほとんどがヘビースモーカーに発生し禁煙することで危険が回避できます。
ぜひこの機会に禁煙をおすすめいたします。
なかなか禁煙できない方も多いと思いますが、最近禁煙を補助する飲み物もでてきておりますのでお近くの病院で相談されてはいかがでしょうか。
:声が最近かすれるようになりました。長年タバコを吸っていますが禁煙したほうがよいのでしょうか?
A.声を出すところは声帯と呼ばれるところで、タバコなどの煙により炎症を起こしやすく声がかすれるようになります。
さらに喫煙が長年にわたり続きますとやがて声帯がぶよぶよと水ぶくれのようになったり、またガンなどが出ることもあります。
1日25本以上の喫煙が有る場合、タバコを吸わない人と比べると約100倍もガンにかかりやすいと言われるくらいです。
また、お酒を飲みながらタバコを吸う機会も多いと思いますがその場合はさらに危険率が上昇すると言われております。
ですからまず、禁煙されることが重要です。
もし禁煙がなかなかできない方は最近禁煙の補助薬がありますので禁煙治療を行っている医療機関を受診されると良いでしょう。
:先日、夫がのどが痛いということで耳鼻咽喉科に受診したところ急性喉頭蓋炎と言われ入院しました。
お話を聞きましたところ場合によっては窒息死するかもしれないとのことでしたが、前の日まで元気だったのに急に悪くなったりするのですか?
 A 急性喉頭蓋炎は耳鼻咽喉科の病気の中でも最も急変し命を落とす場合もある救急疾患の一つです。
喉頭は声を出すのに重要な声帯という器官があり、また食事の際に呼吸の通り道である器官に食べ物が間違って入らないように蓋をする役目があります。
この喉頭の入口に炎症が起きるのが喉頭蓋炎です。
最初は単にのどが痛いだけで、他に異常はないのですが急速にのどの腫れがひどくなると呼吸がしにくくなり、ひどい場合には窒息の恐れがあります。
普通の健康な人がわずか半日くらいで急激に状態が悪くなることがしばしばで、仕事などで入院を渋っていると、急変してしまい病院以外で窒息状態になるとまず助かる見込みはありません。
通常は入院の上、場合によっては気管に穴をあける手術が必要です。
強いのどの痛みと呼吸が苦しくなるようでしたら念のため耳鼻咽喉科でのどの奥まで診察を受けてください。
:風邪をひいてからもう2か月くらい声が出ません。
もう風邪も治って喉も痛くはないのですが病院に行った方がいいでしょうか?
  A 風邪をひいた後に声がかれることは皆様もよく経験する事と思いますが、風邪が治っても声のかれや声が出ないなどの症状があるようでしたらのどの声を出す器官の声帯に何か異常が出ている可能性が高いと考えられます。
もっとも多いのは声の使い過ぎなどにより声帯にポリープや結節ができるケースです。
この病気は声の出し方などが原因で起こり仕事や趣味などで声を使うため繰り返すのが特徴です。
また最近は脂肪の多い食事を夜遅くに食べる方が多くなり胃液が夜寝ているときにのどの方まで上がってきて声の異常を起こす病気も増えてきました。
そしてタバコを吸う方の場合は喉頭がんなどが時々見られます。
初期症状は声の異常だけで痛みもありませんが早期に受診すると放射線治療で完治の可能性があります。
まずはのどの検査を受けて異常がないか調べてみた方が良いのではないでしょうか。
 :3か月前から声が出にくくなってきておりだんだんひどくなっているような気がします。
力のない声になって声を出すのに力がいるようになってきました。
病院で診てもらった方がいいでしょうか?
 A 声が出にくくなる原因は様々です。
声を出す器官は声帯とよばれる部位で左右の声帯が中央で合わさって声が出る仕組みになっています。
声帯に腫瘍やポリープなどのできものができた場合は左右の声帯ができもののためにきちんと合わなくて隙間ができるために声がかれます。
この場合は太い声になったりだみ声になったりすることが多いようです。
また声帯を動かす神経が肺がんや食道がん、甲状腺がんなどにより麻痺しておこる声枯れは力のないか細い声になることが多いと言われています。
このように声が出にくい状態が続いている場合はガンなどが隠れている場合もありますのでしっかり原因を調べてもらった方がいいでしょう。
(2015年8月)
 :2か月以上声がかすれてでなくなりガンかもしれないと思い耳鼻咽喉科に受診しましたところ声帯に結節ができていると言われました。
なるべく声を使わないようにしてくださいと言われましたが仕事上声を出さないわけにはいかず困っております。
手術などをすると治りますか?
 A 声帯結節は仕事などで大声を出すことが多い方によくおこる病気で学校、保育園の先生や運動部などで応援をする子供などによく起こる病気です。
声を出す際に無理に大きな声を出すと声帯が充血し軽い炎症が起きます。
これを慢性的に繰り返すと声帯の一部が硬くなりこぶのようなものができます。
これが結節で声を出すときに両方の声帯がきちんと合わなくなり声がかすれてしまいます。
発生のしかたが悪いのが原因ですので従来通り声を使っていた場合はなかなか改善せず、かりに手術をしても手術後に声を使えば再発してしまいます。
まずは声の安静と声の出し方を上手に行うこと、そして声を出した後に炎症を抑えるために吸入などをすることです。
これを根気よく行えば徐々に改善していきますが効果が出るには相当長期間かかりますので頑張ってください。
(2014年12月)