長引く風邪?

.風邪をひいて回復したのですが、普通に会話をしている時など、急にむせたり、痰がからんだりして声が出にくくなる時があります。のどの病気なのでしょうか?
A.風邪をひいた後に痰がからんだりするとのことですが、鼻水がのどに下がり痰になる病気として多いのは副鼻腔炎です。
通常風邪などの後に起こり症状が長引くのが特徴です。
ひどくなると痰のために声が出にくくなったり、咳がでたりもします。長引くと風邪と勘違いしやすいので注意が必要です

他にも声を出すところである喉頭(こうとう)と呼ばれる部位の炎症や、気管支炎などの病気も考えられるのではないでしょうか
一度耳鼻咽喉科、もしくは呼吸器内科への受診をおすすめいたします。
Q風邪をひいた後よく鼻水だけが長引くのですが鼻に病気でもあるのでしょうか?
A.風邪をひくたびに鼻水、特に汚い鼻水や粘り気のある鼻水が長引く場合には副鼻腔炎、俗に蓄膿が疑われます。
この病気は鼻の周りにある骨の空洞に膿がたまって炎症を起こす病気で急性と慢性がありますが急性副鼻腔炎を風邪と考えて治療せずに放置することによって慢性化し慢性副鼻腔炎になるケースがよくあります。
慢性副鼻腔炎に対しては最近マクロライドと呼ばれる抗生物質で治ることが多くなりましたが、治療せずに長期間放置しますと手術でしか治せなくなります。
昔の手術は顔面の骨を削るなどかなり苦痛を伴うものでしたが現在では鼻より内視鏡を入れて苦痛なく行われるようになってきております。
副鼻腔炎は鼻の症状ばかりでなく痰、のどの違和感、中耳炎、頭痛などさまざまな症状、病気の原因になります。早めに耳鼻咽喉科に受診をお勧めいたします。
 子供の鼻水が2週間以上続きなかなか治りません。ねばねばした鼻水が出ています。
耳鼻咽喉科を受診したほうがいいでしょうか?
A 鼻水は多くは風邪などのウイルスによる感染で起こります。
この場合は
1週間くらいで治りますが、鼻水が1週間以上長く続き粘り気が出てきたり色がついてきたらばい菌の感染が疑われ、お話からは副鼻腔炎(俗にちくのうと言われます)が疑われます。
その場合は耳鼻咽喉科に受診された方がよろしいかと思います。
特に子供の場合は鼻を上手にかめませんので鼻水が鼻の入り口近くにたまりやすく、鼻が詰まるために手でいじり鼻血がでたり、保育園や幼稚園などで鼻をいじった手で他のお子さんと遊ぶためにばい菌が伝染します。
そのためできるだけ薬に頼るだけでなくまず鼻水をきれいにとってあげること、そして鼻の吸入なども行い鼻の中を直接きれいにしてあげることで通常
1ヶ月程度で比較的容易に治ります。
ただ風邪などを契機に繰り返しやすいのが特徴で小学生くらいになって免疫力がつくまでは注意が必要です。
1歳の子供ですが昨年の4月より保育園に入ってから鼻水が続いており病院に通っておりますが、なかなか止まりません。蓄膿でしょうか?
 蓄膿は正式には副鼻腔炎と呼びます。
鼻の周囲に洞穴の様な空洞があってそこを副鼻腔と呼びますが、そこに炎症が起こり汚い膿が溜まる病気です。
1歳ぐらいではまだ、副鼻腔は十分できていないので副鼻腔炎にはかかりません。
ただ、1歳ぐらいの年齢では免疫の力が大人より格段に弱く、また生まれて初めて出会うばい菌が多く。
ばい菌に対する免疫もできていないため、治るのには大人より非常に時間がかかります。
また、保育園などに行くようになりますと、感染の危険性が高くなり頻回に風邪にかかりやすくなります。
特に1歳前後の時期に保育園に行くとその傾向が強く、3,4歳くらいになるまで風邪を繰り返します。
風邪がこじれて、中耳炎になどにもかかることが有りますのでお子さんの免疫力がつくまで根気よく治療するようにしましょう。
1歳の子供ですが、保育園に入ってから鼻水が1カ月以上も続いており止まりません。
病院でお薬をもらってもなかなか効いていないようです どうしたらよいでしょうか?
A  1歳から2歳前後のお子さんが鼻水が続くというケースはよく見られます。
これはお子さんの免疫力が関係してきます。
生後から授乳している間は母乳を通じて免疫物質がお子さんに与えられるため感染症は少ないのですが授乳を中止するとお子さん自身の免疫力だけで様々な病原菌と戦わなくてはなりません。
ところが1歳から2歳の年齢ではまだ免疫力は非常に未熟なため病原菌と十分戦う能力はありませんので症状が長引きます。
また新型インフルエンザのように初めて出会う病原体に対してはヒトは免疫を持たないため一旦感染すると最初はなかなか治りにくいのですが、1歳くらいのお子さんも同様で生まれて初めて出会う病原体に対しては最初の免疫ができるまでは症状は長く続いてしまいます。
さらに保育園に入ると子供同士で感染の機会が急に増えますので保育園に入って半年から1年くらいは頻回に風邪をひいたりします。
ですから鼻水が続くのは仕方がない部分はありますが、しかし放置すると鼻水が原因となって中耳炎などを引き起こし発熱や聞こえが悪くなったりすることもありますので、鼻水の吸引や鼻水を出しやすくするようなお薬を飲んで経過を見たほうがよいと思います。まず中耳炎などになっていないか診察をしてもらったほうがいいでしょう。
(2014年7月)