味覚・嗅覚

:半年位前から、においがわからなくなってきました。
最近味もわからなくなってきているような気がします。病院に受診した方がいいでしょうか?
A.嗅覚、味覚、聴覚など耳鼻咽喉科は感覚器を扱う診療が多いのですが、大事なことは感覚が分からなくなったら早めに病院に受診し治療を開始する事です。
時間が経過すると感覚神経が駄目になってしまい、治らなくなってしまいます。
匂いが分からなくなると味覚も鈍くなり味付けが濃くなりがちです。
味覚障害で塩分の取りすぎは高血圧の原因になりますし、においがわからないとガス漏れ等に気がつかないなど危険を伴います。
すでに半年前から嗅覚がなくなってきたのであれば早めに耳鼻咽喉科に受診し、嗅覚のなくななってきた原因を調べ、治療を開始された方がよいと思います。
高齢者の方は亜鉛などが欠乏し味覚、嗅覚の障害が起こる場合もありますので、亜鉛を多く含む牡蠣やのりなどを積極的にとりましょう。
(2016年9月)
:最近徐々ににおいがはっきりわからなくなってきた為近くの耳鼻咽喉科に受診しましたが原因不明と言われました。
特に鼻が詰まったり鼻水が出るわけでもないのですが何か原因ありますか?
 嗅覚がわからなくなる原因として多いのは副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎などですが鼻の症状がなく、耳鼻咽喉科で鼻の診察をしても異常なしと言われておりますので鼻の疾患はないと思われます。
次に多いのは風邪などを引いた後に鼻の奥にある嗅覚を感じる細胞に障害が起きている場合です。
この場合は鼻の症状はなく嗅覚のみが障害され、嗅覚細胞の再生を促すような治療が必要ですが改善率は低いのが現状です。
交通事故などにより嗅覚の神経が断裂したり、嗅覚を認知する脳の異常によっても嗅覚は障害されます。
特に認知症を発症する前に嗅覚がなくなってくるのは有名です。
このようにさまざまな原因によって嗅覚は障害されます。一度精密検査を受けられてはいかがでしょうか。
:最近、家族に料理の味がしょっぱくなったと言われております。味覚の異常があるのでしょうか。
A.確かに味覚障害の可能性があるのかもしれません。徐々に起こる場合は自分では気づきにくい場合もあります。
舌にある味覚の細胞は新陣代謝が活発で亜鉛を必要とします。
そのため血液中の亜鉛が不足すると味覚障害が起こり、原因として最も多いとされています。
そのほかに飲み薬の副作用で起こることも多いとされています。
また何らかの病気で唾液が少なくなり口が渇く場合なども考えられます。
味覚障害を放置すると料理の味が濃くなって塩分摂取が多くなり高血圧などの原因などになることもありますので、一度耳鼻咽喉科に受診し検査、治療を受けてください。
:半年前から匂いが分からなくなってきました。最近血圧が高くなりお薬を飲み始めましたが関係はありますか?
A.嗅覚は風邪などをひいて鼻が詰まった時などに一時的に起こることはありますが、長期間続く場合には注意が必要です。
嗅覚、味覚、聴覚など耳鼻咽喉科は感覚器を扱う診療が多いのですが、大事なことは感覚が分からなくなったら早めに病院に受診し治療を開始することです。時間が経過すると感覚神経が駄目になってしまい、治らなくなってしまいます。
匂いが分からなくなると味覚も鈍くなり、味付けが濃くなりがちです。
すでに半年前から嗅覚がなくなってきたのであれば早めに耳鼻咽喉科へ受診し、嗅覚のなくなってきた原因を調べ、治療を開始された方が良いと思います。
(2016年3月14日)